健晃堂

1円の重みを知る

お金が貯まったり失ってしまうパターンは、様々なケースがあるでしょう。

私の場合は貯まる時は、ただひたすら毎日同じことを繰り返し続けて、お金を使う間も無いくらい忙しい時でした。

反対に失ってしまう時は、経済的にある程度豊かになり気持ちが緩んでいる時、もしくは時間的に自由になった時などです。

経済的自由、時間的自由。

聞こえは良くて、誰もが憧れるこの言葉。

ですが、どちらか一方でも手に入れたとしたら、そこには様々な手口でお金と時間を奪うための巧妙な仕組みが待っています。

誰かに強制されるわけでは無く、いつの間にか、あたかも自分の意思で大金を出したかのように誘導される仕組み。

マインドコントロールを仕掛ける人間に、全く気が付かないうちに取り囲まれているのです。

お金や時間が手に入ると、今までには出会わなかった様々なタイプの人が寄って来ます。

本当に良い仲間に囲まれていると、幸せな気分に浸れるでしょう。

仲間たちは多くの情報や物などを与えてくれたり、色々な精神的な満足感をもたらしてくれます。

そうすると、今度は自分も何かお返しをしなければならないという気分にさせられます。

有名な“返報性のルール”ですね。

何かのきっかけに、その仲間の中の誰かの紹介で高額なセミナーやコンサルに誘導されたり、機器を購入することになったり……

決してそれらは悪いものではありません。

セミナーやコンサルであれば、素晴らしい学びが得られます。

高額な機器なども上手く使えば、値段以上の富をもたらしてくれるでしょう。

しかし、

今の自分にそれらは本当に必要だったのでしょうか?

私の場合は過去を振り返ってみると、これらは全てNoでした。

結局、ある程度豊かになっても自由を感じ始めた途端に、手にした富が逃げていく。

1円の重みとは、少しお金を手にすると、どうしても忘れてしまいがちです。

お金にはそれほど不自由しなくなり、細かいところを気にしなくなった。

そうなり始めたら要注意!!

心理学によって裏付けされた巧妙な仕掛けに引っかかり、富を失うことになるでしょう。

私の知る限り、お金持ちほど1円単位まで何事もこだわります。

お金持ちほど、無駄なものや人付き合いには1円も使いません。

そして、お金持ちほど全く自由時間が無いほど働き続けています。

セミリタイヤを考え出したら、その時点で人生は転落に向かう。

情熱を持てる仕事を一生続けるつもりで働くことが、成功し続けるコツ。

何年か前に、インターネットビジネスの若い大成功者が、そう語っていたのが印象的でした。

自分にとって本当に必要なもの、本業に役立つもの以外には1円も使わない。

この気持ちを日々、忘れないようにしたいものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です