健晃堂

会社を創設するメリットの一つ

先日、中小企業の経営者の集まりに参加させていただきました。

11月から、私も色々な集まりに参加しておりますが、やはり経営者の集まる場所では様々な情報が得られます。

整骨院を経営している時でもそうでした。

院長ばかりの集まりになると、今まで全く知らなかった話を次々と知ることが出来ます。

よく、人は日頃一緒に居る人たちの思考パターンの影響を受けると言われていますが、これは本当です。

起業を目指す人間ばかりの集団に居れば、誰でもいつの間にか起業家になっています。

会社を経営している人達に囲まれていれば、誰でもいつの間にか社長になります。

これは考えてみれば、本当に怖い事。

自分の居る環境選びを間違えると、とんでもない人生になってしまうでしょう。

例えば、商店街の中にお店を出したとします。

その商店街が昔は活気があったが、だんだんと下り坂に向かっているとしたら。

店主たちは、みんな同じように、

「商売は全くダメだ~、将来もどうにもならない」

などと話しているとします。

毎日毎日こんな言葉を聞いていると、

いつの間にか自分もそのように洗脳されてしまいます。

自分さえしっかりしていれば大丈夫、などと言う考え方は、思い上がりでしかありません。

「過去と他人は変えられない、自分と未来は変えられる」

こんなキレイごとも、環境の持つ力の前では絶対に通用しないでしょう。

言葉の力というのは、確実に潜在意識の中に刷り込まれてしまいます。

どんな言葉を使っている人達の居る環境の中に身を置くのか。

これによって人生が決まると言っても過言ではないでしょう。

多くの人は、自分のお店を出す時に、地域の人がどんな話をしているかまでは調査していません。

地域の人口の分布や競合の数。

昼の流出人口や流入人口。

このようなデータばかりを意識してしまいがちです。

今からお店を始めたいと思う人には、絶対に地域に密着した自分を中心としたコミュニティーを作っておくことをおすすめします。

マイナスの言葉ばかりを吐く人をブロック出来るくらいの人数が集まるコミュニティー作り。

これからの店舗経営には必須のスキルでしょう。

また、私は基本的にこれからの時代に店舗を持つことは反対ですが、誰でも自分の会社を持つことには賛成します。

会社を持てば、誰でも社長です。

「自分なんか大した人間じゃないし」

などの言い訳が通用しなくなります。

社長はどこに行っても何をしている時でも、社長以外の何者でもありません。

嫌でも社長の振る舞い、思考をマスターするしかありません。

そうするしか選択肢が無くなるのです。

インターネットビジネスの先人の多くが、まずは自分の会社を持つことが成功への第一歩、と話すのを聞いて、昨年の今頃の私は正直言って納得がいきませんでした。

それは逆では?

個人でビジネスを始めて成功したら法人化するのが順序じゃないの?

そうとしか思えませんでした。

ですが、一年経ってみると、素直に会社を作った人は今頃みんな社長らしくなっています。

何もしなかった人は、何も変わっていない様子。

同じようなビジネスを同じようにやっていても、差が開いているのを感じます。

自分の会社を持つというのは、ただセルフイメージを上げるだけでは無く、良い環境に身を置けるようになるという意味のようですね。

良い言葉を話す人たちの多い良い環境に身を置き、自分自身をレベルアップさせていく。

本当にやりたいことや将来の目標がない人こそ、ざっくりとした考え方で、先に会社を作ってしまうのも、自分で自分の道を切り開く一つの道かも知れません。

良い影響を常に受け続ける環境に身を置くことを、常に意識していたいものです。

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