厳しい暑さの中では、人の体はエネルギーが上半身に上昇しやすくなります。
反対に、下半身にはなかなかエネルギーが流れません。
上半身は熱っぽくなり頭がボーッとしてしまい、下半身は冷えや重だるさを感じてしまう。
これが頭熱足寒と言われる状態、いわゆる“のぼせ”ですね。
のぼせを解消するためには、シンプルに上昇したエネルギーを下半身の方に流すことが大切です。
効果的にのぼせを解消してくれるのが、足にある束骨(そっこつ)のツボ。
束骨のツボは、足の小趾の外側にあります。
出っ張った骨の後ろに、やや窪んだ所があるのがわかると思います。
その窪みの位置にツボを取ります。
のぼせを感じた時には、このツボを親指でしっかり3~5秒ほど押さえて下さい。
押さえては離すツボ刺激を10回ほど繰り返すと、上半身に溜まってしまったエネルギーが下方へ誘導されます。
ツボ刺激により全身にエネルギーが循環し始め、スーッとのぼせが引くように感じられます。
また、束骨のツボは他にも、不眠、イライラ、ヒステリー、頭痛、肩こり、冷え性などの症状の改善にもよく使われるツボ。
不快な症状を感じた時には、このツボ刺激をぜひ活用してみて下さい。
暑い夏には、とても重宝するツボの一つです。
簡単でとても便利なツボなので、ぜひ覚えておくことをおすすめします。