情報の良し・悪しなどは、頭でいくら考えても判断は出来ません。
頭でわからないことは、人に本来備わっている全身が持つ知を使って、感じたままに判断を下すことが大切。
直感が冴えることを、「鼻が利く」と表現します。
この言葉通り、嗅覚は人の判断能力に大きく関わっています。
嗅覚を敏感にするための方法の一つが、
“鼻で呼吸する習慣を付けること”
まず試しに、鼻をつまんで口だけで呼吸してみて下さい。
次に口を閉じて、鼻だけで呼吸してみましょう。
比べてみると、鼻呼吸の方がゆっくりと肺の深いところまで空気が届くのが、感じられると思います。
人は本来、口ではなく鼻で呼吸する生物
口呼吸は、大きなエネルギーを消費する時などに、素早く酸素を取り入れるために発達したと考えられています。
時間に追われ余裕が無い状態が続くと酸素が足りなくなり、無意識のうちについ呼吸は口に頼ってしまうようになります。
この状態が普通になってしまうと、鼻の本来の役割が弱まります。
呼吸器官として能力の低下は、快・不快や好き・嫌いを判断する本能的な能力の低下に直結します。
直感も冴えなくなり、大切な場面でも誤った判断を下してしまうようになってしまうのです。
日頃から意識して、呼吸は鼻で行う習慣を付けることが、全身の持つ知を高めるためには大切。
迷いを減らし、集中力を上げ、大切な場面で誤った判断を下さないためにも。
ぜひ、参考にしてみて下さい。