健晃堂

立ち姿と歩き方の持つ力

歩き方や立ち姿には、人の精神状態が表れます。

見方を変えると、“美しい立ち姿”と“きれいな歩行”を心掛ければ、心の不調も解消し、精神状態も安定して来ます。

今回は、美しく立ち、きれいに歩くためのコツを紹介します。

・まず、階段や踏み台など、段差がある所に立ちます。

・左脚を段の上に乗せ、右脚を浮かせます。

・そのまま、右脚をブラブラと前後に揺らしましょう。

・この時、脚が股関節からではなく腰から伸びているようにイメージします。

・しばらく右脚を揺らしたら、左脚も同じように行いましょう。

これは、腰の骨から股関節を越え脚の付け根に着く“大腰筋”と呼ばれる筋肉の働きを活性化するエクササイズです。

大腰筋は人の姿勢や歩行に関する、人体の中でも特に重要な筋肉の一つ。

しかし、体の最も深い位置にあるため、その存在をなかなかイメージすることが出来ません。

腰から脚が伸びているようイメージを浮かべながら揺らすことで、大腰筋は自然に刺激され、本来の働きが目覚めて来ます。

この筋肉の働きが高まると、姿勢も自然と良く保たれ、立ち姿や歩き方も美しくなります。

そして、ただ姿がきれいに見えるようになるだけではありません。

心の内面も整って来るのが、はっきりと実感出来るでしょう。

伸長や脚の長さはあまり変わらないのに、なぜか脚長でスタイルよく見える人が居ますよね。

そのような人は、頭の中で自分の脚のイメージが違うのです。

腰から長く脚が伸びている感覚がつかめると、歩く時の一歩一歩が大きくなります。

すると、ゆったりとした余裕のある雰囲気が醸し出されるようになります。

左右の脚を揺らすエクササイズを行った後に、実際に歩いてみて下さい。

軽快で心地良く、歩行が楽になるのが感じられると思います。

人にとって歩くことは、心身の不調をリセットするための重要な行動。

簡単ですが、すぐに効果を感じられる方法です。

ぜひ試してみることをおすすめします。

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