東洋医学には、手や足に全身が反映されていると考えられています。
足の裏と臓器の関係を示した模型や図などを、見かけたことはありませんか?
同じように、手にも体のそれぞれの部位に対応する場所があるとされています。
目と関係が深いのは、中指の先端。
目の疲労は中指の先端に現れます。
なので、ここをしっかり刺激すると、目の疲れは和らぐとされています。
また、目の疲れは後頭部と背骨をつなぐ筋肉を緊張させます。
この筋肉は後頭下筋群と呼ばれる、姿勢に関する重要な場所。
そのため、背骨全体に負荷が掛かり、様々な身体的な不調を引き起こしやすくなってしまいます。
目の疲れを感じた時には、同時に中指の背骨に対応した部位も刺激しておきましょう。
・まず、中指の第一関節を左右に20回ほど軽く捻じります。
・次に、同じように第二関節を左右に20回ほど軽く捻じります。
・最後に、中指の先端をつまんで指全体を左右に20回ほど捻じりましょう。
両手の中指を刺激した方が良いのですが、片方の指だけの刺激でも効果を感じることが出来ます。
やってみると、いかがでしょうか?
意外にも頭がスキッとしたように感じられるのではないでしょうか?
背骨周辺の緊張がほぐれ、背筋がシャキッと伸びるのがわかると思います。
目の疲れは、後頭部から背部の筋肉の緊張を生みます。
その張りは背骨を歪め、その歪みはさらに、目や脳の疲れを生むという悪循環に陥ってしまいがち。
中指の刺激は、この悪循環を断ち切るために、効果的な方法の一つ。
ぜひ、活用してみることをおすすめします。