季節の変わり目は、注意力が散漫になってしまいがちです。
目の前のやるべきことに集中したいが、どうしても出来ない。
こんな時に、集中力を上げるために意識すべきポイントがあります。
それは、
“ゆっくり話すこと”
日頃から集中力を磨くためには、人と話す時の口調がとても大切。
口調と集中力。
一見、何の関係も無さそうですが、ここにはとても深いつながりがあります。
人は、早口になると呼吸が早くなります。
呼吸が早くなると自律神経の働きが乱れ、頭が高速で回転し続けているような状態になります。
頭の回転が速くなるなら集中力が高まりそうなものですが、実際には逆。
車のアクセルを踏みっぱなしで、猛スピードで走っている状態をイメージしてみて下さい。
こんな時に、助手席の人との会話に集中出来るでしょうか?
おそらく、全く話は頭に入らないはずです。
他の車の動きなど気になり、意識はあちこちへと向いてしまい、何かに集中するなどとても出来ないでしょう。
早口でまくし立てるように話す人の頭の中は、車を猛スピードで飛ばしながら運転している時と、同じような状態になっています。
自分自身のコントロールで精いっぱいになってしまうため、他のことには意識が向かなくなるのです。
集中力を磨くためには、まずは自分自身を整えることが大切。
人と話す時には“ゆっくり”を心掛ける。
それだけで、呼吸も深く落ち着いて来ます。
呼吸が落ち着くと、自律神経の働きもバランスの良い状態になります。
すると、自分自身のコントロールに、必要以上に意識を取られることはありません。
今やるべき仕事や、目の前の人との会話に集中することが出来るようになるでしょう。
集中力が低下している時の人は、様々な感情に囚われてしまいます。
嬉しさも、悲しみも、怒りも、感情は人の集中力をさらに低下させてしまいます。
そんな状態になるのを出来るだけ避けるためには、日頃から“ゆっくりとした口調”を訓練しておくことが大切。
意識して訓練を積むことで、集中力を磨き上げることが出来るでしょう。
最近、集中力が低下していると感じたら。
ぜひ参考にしてみて下さい。