健晃堂

プラス思考に疲れた時には

プラス思考の重要性は、今では誰もが知るところ。

しかし、人は誰でも疲れるものです。

気持ちだけは前向きでいるが、体は疲れたまま。

こんな時の人は、浮足立った姿勢になってしまっているものです。

上半身だけが前傾姿勢になり、骨盤から下は後ろ向き、というとても不自然な姿勢。

オドオドしていて、いつも不安な感じを醸し出している人。

こんな人、周囲に居ませんか?

プラス思考も度が過ぎると、人はこのような状態になってしまいます。

不安や落ち着かない気持ちを鎮めたい時や、気持ちだけが前向きな状態に疲れた時には。

ひとまず、慌てずに大きく息を吸い込みましょう。

両足でしっかり大地を踏みしめるようにして立ちます。

それから、背中に見えない空気の壁があるとイメージして下さい。

あくまでイメージです。

見えない壁のイメージが出来たら、その壁に寄りかかってみましょう。

本当に壁は無くても、そこに見えない空気の壁があるとイメージして寄りかかることで、心と体のバランスが整って来ます。

前のめりになっていた上半身は、背筋が伸ばされ本来の位置に。

前に進むことを体が拒否するかのように、後ろに倒れていた骨盤は自然と前傾姿勢を取り戻します。

本来の状態に戻って来ると、度が過ぎるプラス思考の疲れから解放され、本当に自分が進むべき方向性が見えて来るでしょう。

プラス思考の落とし穴は、いつも肩に力が入り緊張が続き、胸が縮んで息が詰まってしまうこと。

時には、心と体をニュートラルな状態に戻してみることも大切です。

プラス思考に疲れ過ぎる前に。

時々見えない空気の壁にもたれて体を休めてみてはいかがでしょう。

忘れられがちな本来の自分を、取り戻すことが出来ると思います。

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