ちょっとした仕事や日常生活の中で、急に何をどうして良いのかわからなくなってしまった。
そんな行き詰まりを感じた時には、
“頭の後ろで手を組んでみましょう”
椅子に寄りかかり、両手を組んで頭の後ろに当てます。
そのまま首を後ろに反らします。
後頭部から首にかけて、少し温かみを感じるまで続けてみましょう。
人が行き詰まりを感じている時には、緊張が続き、胸が固くなっています。
胸が固くなると、呼吸が浅くなってしまいます。
呼吸が浅くなると、自律神経の働きのバランスが交感神経に偏ってしまいます。
交感神経とは、人が自然界で過ごしていた頃、狩りに集中するために働く神経。
つまり、獲物に集中するため、他のことに意識が向かなくなるようになってしまいます。
行き詰まりを感じるのは、このような時。
知らず知らずのうちに、視野が狭くなっている時です。
頭の後ろで手を組んでいると、後頭部から首の緊張がゆるみはじめます。
すると、背中から胸の緊張もゆるみ、呼吸も深くゆっくりになって来ます。
深い呼吸が回復すると、狩りに集中するための交感神経の緊張もやわらいできます。
視野も広がり、思考も廻り始め、行き詰まり感も解消できるというわけです。
“行き詰まり”は“息詰り”
どうしても、新しい考えが浮かばない時。
現状の先が見えなくなってしまった時。
こんな時に、ぜひ参考にしてみて下さい。