自分の中にプラスのエネルギーを溜めておくと、良いことを引き寄せられる。
よく聞く話ですが、これは単なる精神論ではなく、自律神経の働きといった視点から見ても、確かに正しい話。
頭の中も良い思考でいっぱいにして、プラスのエネルギーを溜め続けていれば、とても魅力的なオーラを放ち、様々な幸運を引き寄せることは出来るでしょう。
しかし、
現実的に、そんなことは出来ません。
プラスのエネルギーに満ち溢れていたとしても。
たった一本の不幸を伝える電話や一通のメール、ちょっとした良くない出来事によって、あっという間にマイナスエネルギーに支配されてしまうのが普通の人。
生きる上での大きな危機を回避するため、人はプラスの出来事よりマイナスの方に強く反応する仕組みになっているためです。
では、悪い気から自分を守るためには、どうすれば良いのでしょう。
そのために役立つのが、
“過去の経験”
よく、悪い経験は早く忘れてしまった方が良いと言われることがありますが、これは大間違い!!
過去の悪い経験ほど、マイナスエネルギーから自分を守るために役立つものはありません。
人が悪い気に支配されてしまうのは、“経験していないこと”や“予想外の出来事”に遭遇した時。
こんな時、人の自律神経のバランスは大きく変化し、危機を避けることが最優先になり、頭の中はネガティブ思考でいっぱいになります。
逆に、一度でも経験した出来事は、次から同じことが起きても冷静さを失わずに対処出来るでしょう。
大切なのは、過去の悪い経験を決して忘れることなく、また同じことが起きた時の対処法を常に意識しておくこと。
経験から来る予測。
これが多ければ多いほど、マイナスに支配されそうになっても、それらを素早く断ち切ることが出来るのです。
いつもプラスのエネルギーに満ち溢れ、魅力的なオーラを放っている人は、マイナスの出来事から目を背けているわけではありません。
出来る限り起こりうる最悪の事態を想定して、一つ一つ予め対処法を立てる。
そして、いざマイナスエネルギーに支配されそうになっても、それらを素早く断ち切り、最高の人生を生きる。
最悪の事態を想定して対策を立てておく習慣は、良い出来事を引き寄せるためには本当に重要です。
幸運とは、悪いエネルギーに支配され、引き込まれそうになる数々の場面をくぐり抜けた先にこそ待っているもの。
悪い気から自分を守り、良い出来事を引き寄せるために。
週に一度くらいは、過去の悪い経験を細かく思い出し、同じことが起きた時の対策をしっかり立てる。
この習慣を身に付けてみてはいかがでしょう?
ぜひ、参考にしてみて下さい。