外見が魅力的というだけではなく、姿や振る舞い全体から輝きを放っている人。
「あの人はオーラがある」とか、「華がある」と言われる人。
そんな人に共通しているのは、
“無駄な力が抜けて、スッキリとした正しい姿勢”
緊張から肩に力が入っていたり、猫背でうつむいてばかりいては、残念ながら華やオーラを感じさせることは出来ません。
姿勢というのは、想像以上に大きく人の印象を左右するものです。
しかし、気を引き締めて、ただ背筋をピンと伸ばせば良いかというと、これもまたあまり良い印象にはならないでしょう。
どこかに余計な力が入り、その緊張感が周囲の人に伝わってしまうからです。
無駄な力が抜けたスッキリとした姿勢になるには、いくつかのコツがあります。
その一つが、
“踵に意識を向ける”
靴を履く前に、自宅で踵を床に20回ほど打ち付けてみて下さい。
まずは右の踵から行い、左右の感じを比べると、どうでしょうか?
これだけで右半身が安定し、力がスッと抜け、背筋が伸びるのがわかると思います。
違いを感じたら、左の踵も同じように床に打ち付けてみましょう。
人間の体重は、本来は踵から足底全体に上手く分散され支えられるようになっています。
しかし、何かと時間に追い立てられるような日々を過ごしていると、いつの間にか人の体は前のめりになってしまいます。
すると、つま先にばかり体重が乗り、踵の存在が忘れられてしまいがち。
毎日、家を出る前に踵を床に打ち付けていると、失われていた踵の存在感が戻って来ます。
全身の体重が上手く支えられるようになるため、余計な力が抜け、無理に姿勢を正さなくても、自然と背筋が伸びスッキリした姿になれるでしょう。
もう一つ大切なのが、
“表情”
笑顔が消えると、人はゆとりが無くなります。
余裕を失うと、やはりオーラはまとえません。
ここでも意識すべきポイントは、たった一つ。
“口角を上げること”
簡単なのは、人差し指を口にくわえること。
無理に笑おうとしなくても、1分ほど人差し指を口にくわえていると、自然な笑顔になれるでしょう。
踵に意識を向け、無駄な力が抜けたスッキリした姿勢になる。
口角を上げて、自然な笑顔になる。
この2つは、単に外見の印象を上げるだけではありません。
自律神経の働きのバランスを高いレベルで安定させてくれるため、様々な場面で余裕を持った行動が取れるようになるのです。
ゆったりとして居ながらサッと素早く動けるこの余裕こそが、華とかオーラと呼ばれるものの正体。
オーラをまとい、周りの人からの好感度を上げるため。
“踵”と“口角”
シンプルにこの2つを意識してみてはいかがでしょう。
ぜひ、参考にしてみて下さい。