健晃堂

夢を叶える達人になるには

それは、

“あきらめる達人”になること。

日本では、我慢が美徳だとされています。

何事もあきらめないで、どんなことでも粘り強く続けていれば、いつしか報われる。

誰でも子どもの頃は、大人からそのように教わりながら育ったと思います。

しかし、現実はどうですか?

どうしても上手くいかない。

全く叶いそうにない願いをあきらめずに追い続けて、実現した経験はどれほどあるのでしょう?

おそらく、そんな経験はほとんどないのでは?

忍耐や我慢にも、良いものと悪いものがあります。

自分自身が強く実現を願う夢や目標のために、すすんで我慢したり、辛いことがあっても耐えるのは、良い忍耐や我慢。

好きでも何でもない事や、自分の夢に何の関係も無いのに、ただ我慢し耐えることだけが目的になっているのが、悪い我慢や忍耐。

悪い忍耐や我慢を続けていると、どうなるでしょう。

自律神経の働きのバランスが乱れ、精神的にも身体的にも常に不安定な状態が続きます。

しかも、それは自分だけではありません。

周囲の人にも、その不安な空気は伝染します。

人は誰でも、安定や安心を求めるもの。

この人の側に居ると不安になる。

そう思われた途端に、次から次へと人が離れて行き、同時に運やチャンスも離れて行ってしまいます。

「我慢は美徳」という思い込みに囚われ過ぎた結果、何もかも失ってしまった。

そんな経験がある人も、少なくないでしょう。

夢を叶える達人たちは、確かに何事にもストイックに取り組み続け、決してあきらめることが無い強靭な精神力の持ち主のように見えます。

しかし、実際のところ、人の一人一人の精神力にはそれほど差があるわけではありません。

何をやっても夢を叶える人は、その前に、不要なことは誰よりも早くサッとあきらめてしまう、最も我慢や忍耐が出来ない人でもあるのです。

例えば、今現在はこれといった仕事をしていなくても、将来は個人で事業を起こしたいと願っている人にとって。

どこかの企業に正社員として採用される、という目標は一切必要ありません。

むしろ、そんな目標を叶えようとする努力や忍耐は、夢を遠ざけるだけ。

個人で事業を起こしたいなら、世の中の人が求める価値を何らかの形で提供出来るようになれば、それだけで十分なのです。

正社員として就職することなど、早くあきらめてしまうのが一番。

経済的に苦しくても、本当に自分がやりたいことに向かって動いている人は、自律神経の働きがとても高いレベルで安定します。

そんな人にはいつも余裕があり、不思議な魅力を放ち、多くの人を引き寄せます。

自然と運もチャンスも寄って来て、あっという間に夢が叶ってしまうでしょう。

忍耐や我慢にも、良いものと悪いものがある。

このポイントを意識して、悪い忍耐や我慢はさっさと手放すことが出来る、あきらめる達人を目指してみてはいかがでしょう。

夢や目標を引き寄せ叶えるために。

参考にしていただけると幸いです。

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