人が生きるための活動の根幹。
それを支えているのが自律神経。
自律神経は、人を活動的にさせる交感神経と、リラックスに導く副交感神経の二種類。
この二つが必要に応じて、バランス良く高いレベルで働くことが、人にとって理想的な状態。
さらに、自律神経のバランスの良さは、そのままその人の魅力となって現れます。
行動的で努力家、いつも積極的に活動しているにも関わらず、なかなか何事も思い通りにならない人。
仕事でも恋愛でも、万事控えめなのに、なぜか思い通りに上手くいく人。
両者の違いは、まさに生命活動の根幹に関わる自律神経のバランス。
自律神経の働きが高いレベルで整っている人は、一緒に居るだけで、周囲の人に安心感を与えることが出来るのです。
そんな人のところには、自然と人が集まり、幸運も寄って来ます。
なので、控えめに過ごしていても、ますます輝きと魅力を増していく、というわけです。
しかし、人の心が些細なことですぐに揺れてしまうのと同じで、自律神経はとても乱れやすいもの。
なので、自分に良い変化を起こすためには、常にバランスを整えておかなければなりません。
そのために、大切なのが、
“感謝の心”
「ありがとう」と言葉に出すこと。
人は、感謝の気持ちを抱いた時に、一瞬にして安定した精神状態になることが出来ます。
この状態を維持することが、自律神経の働きのバランスを保ち、自分の魅力を上げるコツ。
おすすめなのが、毎日“ありがとうリスト”を作る習慣。
感謝の気持ちを伝えるべき人を紙に書き出してみましょう。
その人たちに、本当に「ありがとう」が伝えられているかどうか。
見つめ直して、もし出来ていなければ、何らかの行動を起こしてみましょう。
それが出来た時、人は不思議なくらい心身ともに安定して来るものです。
現状に何らかの不満を抱いて居る時や、何かに行き詰まっている時など、一気に自分を変えようと、思い切った行動を取るケースがあります。
ところが、そんな時の人は必ず自律神経が乱されるもの。
乱れているので、いつも心が安定せず、苦しく、視野が狭くなり、八方ふさがりに陥ります。
こんな人は、いつまで経っても地に足が着かず、ますます悪い方向へ向かうだけ。
努力家で行動力もあるのに、何をやっても上手く行かない人には、このパターンが多いようです。
ありがとうリストをつくり、感謝の言葉を伝えるのは、人を喜ばせるためだけではありません。
自分自身に良い変化を起こすためでもあるのです。
“いい変化”を起こしたい。
そう感じた時にはぜひ、参考にしてみて下さい。