健晃堂

ストレスを受け流すコツ

ストレスを受け流すためには、様々なコツがあります。

思わぬ嫌な出来事に遭遇した時に、ぜひ活用したい方法の一つがこちら。

“ひとり言”

危ない目に遭遇した。

イラッとするような言葉を投げかけられた。

急に気持ちが焦り始めた。

そんな場面では、とにかく自分を落ち着かせる言葉を、自分で発してみましょう。

言葉の持つ影響力は、よく知られていますよね。

ひとり言も、良くも悪くも大きな影響を自分に与えるものです。

ただし、どんな辛い時でも無理矢理プラスの言葉を使うような方法は、あまりおすすめではありません。

怒りそうな時、泣きそうな時ほど、笑顔を絶やさず良い言葉を口に出すような方法も、確かに一時的にはストレスを受け流すことが出来ます。

そう、一時的には。。。

これらは、あくまで特効薬のようなもの。

頻繁に使い過ぎると、長い目で見てず心身のバランスに破綻をきたしてしまいかねません。

ならば、ストレスを受け流すためには、どのようなひとり言が良いのでしょうか!

それは、

“事実のみを口にすること”

例えば、道を歩いていて誰かと肩がぶつかって、相手が何も言わずに立ち去ってしまったような場面で。

「この野郎!!」

などとつぶやいてしまうと、怒りの感情に火を付けるだけ。

かと言って、

「ぶつかって楽しかったな~」

などと言うのは、あまりにも不自然ですよね。

人に聞かれるとおかしな人だと思われるので、やめた方が良いでしょう。

こんな時は、

「肩がぶつかったな」

と、その出来事のみを口にするのがおすすめ。

何も言わずに黙っていると徐々に怒りが増して来るような場面でも、不思議なことに事実を口にした瞬間、それ以上感情が昂ることは無くなります。

事実は事実として、あくまで冷静に処理する機能が、この瞬間に働き始めるからです。

肩をぶつけられて、相手が何も言わずに立ち去るなど、確かに無礼な行為で、腹が立つのも当然と言えば当然。

しかし、冷静に考えると、肩をぶつけられたからと言って、自分の人生において悪影響になることは何もないでしょう。

怒りの感情に囚われる方が、はるかに大きなマイナスです。

「肩がぶつかったな」

という事実のみをつぶやくと、脳はその言葉のみを受け取り、感情を入れずに処理し始めます。

脳がどう判断するかは、おそらく「何の問題も無し」。

ストレスを感じる必要性は全くない、ということになり、余計な感情も湧いて来なくなるでしょう。

ポイントは、事実を事実として、きちんと口に出すことです。

事実のみを、ひとり言でつぶやくことで、スッと心が落ち着くのが感じられると思います。

ぜひ、参考にしていただけると幸いです。

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