他人の悪口を言うと、必ず自分に返って来る。
このような話、今までに何度も聞いたことがあると思います。
悪口は回り回って相手に伝わる。
そして、自分も同じように知らない所で陰口を叩かれ、結局損をする。
こう考えてしまいがちですよね
しかし、その理屈は正しいようですが、本当は少し違います。
陰で人の悪口を言ったとしても、実際に本人に伝わるケースはそれほど多くはありません。
自分の経験を振り返っても、誰かに陰口を叩かれていると知らされた経験は、少ないのでは?
少しはあるかも知れませんが。
人の悪口を言ってはいけない本当の理由はこうです。
言った瞬間から自分自身がダメージを受けるから。
陰口ではなく直接、誰かから怒られたり悪口を言われた経験は誰にでもあるでしょう。
そんな時には、負の感情が高まり、精神的にも不安定になると思います。
その後しばらく、どうでも良いことで悩み続けてしまうことも少なくありません。
誰かの悪口を言うと、全く同じことが自分自身に起きてしまいます。
人の脳には、人称判断が付かないという特徴があります。
これは、口から発した言葉は、誰に向けてのものなのか脳は判断できないということ。
つまり、自分以外の誰かの悪口を言うことで、自分自身を攻撃してしまうことになってしまうのです。
人の悪口を言ってはならない理由は、他人には優しく寛容になれという意味だけではありません。
自分自身を大切にすべき、というのが本当の理由。
悩みが増えて来たら要注意!!
知らず知らずのうちに、人の悪口が増えていないでしょうか?
その言葉は、すぐに自分自身の心身の安定を乱し、冷静な思考力が奪われ、更なる深い悩みへと引きずり込まれてしまいます。
マイナスの否定的な言葉は、出来るだけ口から出すのは慎みたいですね。
時々、自分自身の発している言葉を振り返ってみることをおすすめします。