腰が痛い。
頭痛がする。
首や肩が凝る。
足が冷えてだるい。
胃腸がキリキリする。
など、様々な身体の不調に遭遇した時。
痛みや違和感から解放されるための、最もシンプルな方法は。
“身体に手を当てること”
それも痛む部位を擦ったりするのではなく、他の部位に触れることが大切。
例えば、胃がキリキリ痛むような時。
お腹を擦るのはもちろん良いでしょう。
しかし、それだけではなかなか不快な症状は治まってくれません。
ならば、太ももなどに触れてみて下さい。
手を置いたら、その場所の温かみや柔らかさに意識を向けます。
擦りながら心地良さあれば、それをしっかりと感じてみましょう。
そうしているうちに、手を置いた場所の感覚が目覚めて来ます。
人が身体に痛みや不調を感じている時は、その部分以外の感覚が鈍くなり、どうしても意識が痛みにばかり向かうようになってしまいます。
その意識を分散させる。
時間が経てば自然と治まるような痛みや不調であれば、この方法で和らげることが出来ます。
手を当てる場所は、太ももでなくてもどこでもかまいません。
さらに付け加えるなら、自分でやるより誰かほかの人に触ってもらった方が効果的です。
もし身近な人が、何か不調を訴えてきたような場面でもこの方法は使えます。
難しい医学的知識や痛に解消のテクニックを身に付けるよりも、ただ優しく手を握ってあげる、背中をさすってあげる。
場合によっては、この方がよほど相手の傷みや不調をやわらげるのに役立つことがあります。
そして大切なのは“痛みや不調を忘れようとしないこと”
身体が痛みや不調を感じる時には、必ず何か理由があるはずです。
それをあえて無視する必要はありません。
他の部位に手を当てて感覚を目覚めさせ、痛みに対する意識を分散させる。
あとは人が本来持っている自然治癒力に任せておけば良いでしょう。
自然治癒力も使わなければ衰え、しっかり活用すればどんどん強くなるものです。
肉体的にも精神的にも疲労をきたし、様々な痛みや不調を感じた時に。
ぜひ、参考にしてみて下さい。