集中力を高めるために、意識すべき体のポイントは、
“小指”
剣道では竹刀は小指を中心に握り、相撲でもまわしを引く時には小指を中心に力を入れます。
バランス感覚が必要な競技でも、小指はとても重要視されています。
人の身体の中で、小指はエネルギーを集中しようとする動きの中心。
何事にも集中出来ない時には、どうしても小指がダラッとしてしまいます。
小指に力が入らないと感じても、それはそれで何らかの理由があってエネルギーを発散させるよう身体が求めているから。
無理に治そうとしなくても、自然の流れに任せておけば良いでしょう。
しかし、現実の生活の中では、そんなことばかり言っていられないもの。
どうしても集中しなければならない。
期限までに、何かをやり切ってしまわなければならない。
誰にでもそんな時は多々あるものです。
では、どうしても集中力を高めたい時にはどうすれば良いのでしょう?
・小指と薬指の付け根に親指を置いてみて下さい。
・そのまま軽く、小指と薬指で親指を握ります。
こうすると全身のエネルギーが発散しなくなり、集中力が高まって来ます。
ただし、このままでは手作業などが出来ません。
この手の形をつくり集中力の高まりを感じたら、作業に取り組み、エネルギーの分散を感じたらまた同じようにして回復させる。
何度でも繰り返せば良いでしょう。
忙しい毎日を乗り切るためのちょっとしたコツですが、とても効果を感じやすい方法の一つです。
いつでもどこでも出来る方法なので、集中が必要な場面でぜひ活用してみて下さい。