十分に休息を取ったはずなのに、休み明けが一番疲れがひどく精神状態も乱れている。
よくありますよね。
そんな状態になるのを防ぐには、休みの日のちょっとした意識が大切。
それは、
“緊張の糸は一本だけ残しておく”
普段はストイックに頑張り過ぎている人は、時には深いリラックスが得られるような休息が必要です。
しかし、あまりにも完全にリラックスし過ぎると。。。
自律神経の働きが副交感神経に偏り過ぎて、またバランスが大きく崩れてしまいます。
日頃のストレス解消は大切ですが、あまりにもストレスを感じなくなると、自律神経の働きも低下してしまうもの。
こうなると、全身にエネルギーが循環し体が温まり、いつも通り快調に動けるようになるまで、かなりの時間が必要になってしまいます。
特に気を付けなければならないのが、楽しいことや嬉しいことがあった時。
仕事などが何もかもスッキリと片付き、これでゆっくりと休めると深い安心感を抱いた時。
人は不安や恐怖などのマイナスの感情に対しては警戒心が働くので、それらに流されることが無いよう冷静さを保とうとします。
ところが、プラスの感情や心地良さに包まれると、つい緊張の糸が全て切れてしまいがち。
一度こうなってしまうと、再び緊張状態に戻るのが大変。
武道ではよく、試合に勝った後もガッツポーズをするなど、すぐに感情を出してはいけないと教えられます。
これは、戦ってくれた相手に対する礼儀を身に付けるという意味の他にも、自分自身の心身を安定させるための修行という意味もあります。
喜びの感情を爆発させたくなるような場面で、緊張の糸を一本だけ残す。
その習慣を身に付けることで、心と体のバランスが高いレベルで安定していられるようになります。
強くなり過ぎた緊張状態を解消するためには、休日の楽しみやリラックスはとても大切。
ただし、どんな時でも、休み過ぎない、はしゃぎ過ぎないように緊張の糸は一本だけ残しておく。
ちょっとした意識を持ち続けるだけで、休み明けの重だるさや憂鬱な気分を防ぐことが出来ます。
週明けはいつも体が重くて気分が沈んでしまう。
そんな状態が続いていたら、参考にしてみて下さい。