「人と会うと疲れる」
そう話す人に理由を尋ねると、よく、「緊張するから」という答えが返って来ます。
では、なぜ人と会うと緊張するのでしょう。
理由は人それぞれ様々ですが、根底にあるのは共通して“不安”
「相手が自分のことをどう思っているのか気になる」
「怒られたらどうしよう」
「親しくなるまで、初対面だとどんな人かわからない」
このように“安心感”が無い時の人は、身構えて緊張せざるを得ないのです。
コミュニケーションの心掛けとして「オープンマインド」がよく提唱されていますが、身体が安心していなければ、心を開くことは出来ません。
「安心しよう」と自分に言い聞かせたとしても、身構えて緊張するというのは無意識的に行われる反応。
頭で止めることは出来ないでしょう。
ならば、人と会う時の緊張を減らすには、身体に直接的に“安心”を感じさせることが大切。
そのために意識するポイントは
“おへそ”
そうです。
お母さんのおなかの中に居る時の赤ちゃんの感覚を取り戻すのです。
目を閉じて、おへその上に両手を置き、呼吸に意識を向けて下さい。
自分のお腹に「おへそがある」ということを感じてみましょう。
おへその存在を感じるだけで、人は無駄な緊張がほぐれリラックス状態になることが出来ます。
これが、身体が安心している状態。
目や耳、口、鼻などと違って、おへそを意識することは日常生活の中で、ほとんどないと思われます。
お母さんのお腹の中は、赤ちゃんにとって完全に安心な場所。
その安心感は、おへそを介して母親と繋がり、見守られているところから来ています。
産まれて来れば、おへそのつながりは切れてしまいますが、その感覚は身体に記憶として残っているといわれています。
身体に記憶として残っている安心感を呼び覚ます。
わけもなく不安に取り憑かれたり、なぜか人に会うのが恐いと感じる時などに、意外なほど緊張を和らげてくれる方法です。
おへその存在を意識する。
簡単な方法なので、ぜひ試してみることをおすすめします。