健晃堂

座り方で日常が変わる

あなたは片脚で立つのと両脚で立つのでは、どちらが楽に立つことが出来ますか?

当然、両脚で立った方が楽ですよね。

それは身体を支えるポイントが増えるから。

では、座る時の楽な姿勢とは、どのような状態でしょうか?

お尻だけで座るよりも、両脚にも体重を分散させて座った方が楽に決まっています。

ところが、現代人の多くはこの座り方が出来ません。

パソコンの前に座ると、ネット上から様々な情報が飛び込んで来ます。

「あれもしなければ、これもやらなければ」

と焦り始めると、身体が反応して“浮足立つ”という言葉通りの姿勢になります。

そして、この姿勢を身体が覚えてしまうと、安定感の無い座り方になってしまいます。

長時間のデスクワークなどが出来なくなる。

場合によっては、立っている時より座る方がつらく感じるようになる。

こんな状態を防ぐために。

本来の楽な座り方を、時々思い出しておいた方が良いでしょう。

方法は簡単。

・まず座る前に一旦、椅子の前に立ち、両足の裏に体重が乗っているのを確認します。

・その重さを少しずつお尻に移し、ゆっくりと座面に座ります。

・お尻が座面についても、すぐにドカッと座らずに徐々に重さを受け止めるようにします。

・最終的に両足の裏とお尻の3点で体重を支えるようにしましょう。

簡単な方法ですが、安定感の無い座り方が一度身に付いてしまった人にとっては、これがなかなか難しいもの。

しかし、あまり心配は要りません。

何度か練習しているうちに、自然と楽な座り方の感覚が戻って来ます。

それに人の身体の仕組みは上手く出来ています。

両足の裏とお尻の3点で体重を支えるのが一番楽だということさえ知っていれば、身体が勝手に反応して楽なバランスを探してくれるようになります。

自分を支えるために、地に足が着いていることはとても重要。

それがあれば安心し、無くなれば人は不安になります。

疲れにくい座り方を身に付けることは、心の安定を保つためにも大切なこと。

心が安定していると、身体の余計な緊張も抜け、疲れも溜まりにくくなります。

心地良く安定した日常を送るために。

ぜひ、疲れにくい座り方を取り戻しておくことをおすすめします。

16-10-12

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