知識を増やすために大切なのは何でしょう?
記憶力でしょうか?
それとも集中力?
もちろん、どちらもあるに越したことは無いでしょう。
しかし、もっと大切なことは“興味”です。
頭に残る深い知識は、興味の連続によって得られるもの。
集中力を磨き、記憶力を鍛え、ただひたすら暗記に励んだとしても。
そのような方法で得た知識は、最初から一つ一つが結びついていないので、ほとんどが頭に残りません。
学生時代テスト勉強を頑張ったのに、終わってしまうとほとんどの知識が抜け落ちてしまうという経験は誰にでもあるはず。
一方で、特に頑張って覚えた訳でも無いマンガの登場人物やセリフ、ロールプレイングゲームの呪文などは、何年経ってもなかなか忘れません。
生きて行く上で全く必要が無いにもかかわらず、いつまでも知識として残り続けています。
強い興味こそが、一つながりの多くの知識を呼ぶもの。
それらは無理に頑張って暗記しようとしなくても、いつの間にか覚えてしまうものです。
一度見たり聞いたりしただけで、頭に残るようになる。
そういった知識を得る機会を大切にしなければ、より深い知識を得られることは無いでしょう。
暗記しては忘れ、また覚えては忘れるといったことを繰り返してばかりでは、あっという間に人生の時間が過ぎ去ってしまいます。
いくつかの分野でより深い知識が得られるようになると、それらが組み合わさることで、また新しい知識が入って来るようになります。
そして、知識と知識が癒合し、知恵を形成します。
知恵はいつしか人格につながり、人生全体をつくっていくことになります。
つまり、何事にも強い興味を持つことが、人生をより深く有意義なものにする第一歩。
自分は何に対して強い興味を持っているのか。
時々振り返り、常に自覚しておくことをおすすめします。