健晃堂

間違った人間関係の築き方

より多くの人と心地良い人間関係を築き上げようとして、やってしまいがちな間違いがあります。

それが、苦手な人・嫌な人と無理して関わろうとすること。

人間関係を充実させるためには、誰とでも同じように仲良くなろうとする心掛けは、一見すると正しいように思われます。

しかし、これは大きな間違い。

悪い人ではないんだけど、何となく苦手。

理由はわからないけど、なぜか嫌。

誰にでも、周りにそのような人は居るはずです。

そんな時は、相手も同様に自分のことを、何となく苦手と感じているケースが多いもの。

なのに、無理して関わろうとしてしまったら。。。

あなたも大変なストレスを感じることになりますが、相手にも同じように強いストレスを与えてしまうだけ。

決して、良い関係にはなりません。

また、苦手な人と無理して関わる時の強いストレスは、自律神経の働きのバランスを乱し、心身ともにとても不安定になってしまうでしょう。

さらに、その乱れは周囲の人にも伝染します。

そして、あなたの近くにいると落ち着かないと思われ、周囲から人が離れて行く。

結果として、心地良い人間関係を築ける人が減ってしまいます。

コミュニケーションについて学び、自分の魅力を高めるために頑張って来た。

なのに、頑張れば頑張るほど、人間関係が上手く行かなくなり、生きるのが辛くなる。

そんな人は、いつも苦手な人や嫌な人に意識が向いていることが原因。

「過去と他人は変えられない、自分と未来は変えられる」などの類の言葉は忘れましょう。

「あの人のことが苦手なのは、自分自身に原因がある」などと自分を変えようとするのもやめましょう。

ユダヤ教には、10人の人と接触すればそのうちの1人は必ず自分を嫌う、10人中の2人は自分に対して好意的な感情を持つ、残りの7人はどちらでもない、といった教えがあります。

つまり、合わない人とはどうしても合わないもの。

苦手な人に関わっているヒマがあるなら、あなたに好意的な感情を持っている人との関係を強化すべき。

すると、自律神経の働きも高いレベルで安定し、周囲の人にも良い影響を与えるようになります。

あなたの側に居ると心地良いと感じられるようになれば、いつの間にか周りに人も集まって来ます。

そうすると、多くの人と心地良い人間関係を築くことが出来るでしょう。

苦手な人・嫌な人と無理してでも関わろうとする行動は、想像以上に大きな悪影響を及ぼすもの。

接触した10人の中に、2人は相性の良い相手が居るのですから、出来るだけその人に焦点を当てて深く関わるのが、より多くの人と心地良い人間関係を築くコツ。

ぜひ、参考にしてみて下さい。

16.08.23

Tagged on:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です