健晃堂

前向きに生きようとする人の落とし穴

その一つは“腰痛”

人の心と体は密接につながっています。

時間をきちんと管理しながら過ごしている。

プラス思考神話に囚われている。

何か行動していないと気が済まない。

そんな人ほど、腰痛には注意が必要です

常に未来を見続け、前向きな姿勢で生きようとするのは素晴らしい事でしょう。

人は誰でも、今よりも良い生き方を実現させようと、夢や希望を抱くもの。

しかし、何事も度が過ぎるのは良くありません。

心と体のバランスが崩れると、様々な不調が現れます。

前向きで行動的な思考を持つ人は、前向な行動に適した身体になります。

身体の重心が前に移動しやすく、素早く動き出せる身体とは、腰が反り骨盤がやや前に傾いた状態。

骨盤の構造と腰痛のメカニズムは非常に複雑なので、詳しい説明は省きますが、陸上競技の短距離走でのスタート姿勢をイメージしてみて下さい。

素早いスタートダッシュを切るために、腰を大きく反らせています。

試しにスタート姿勢をしてみたら、腰に大きな負担が掛かっているのがわかると思います。

この姿勢を長時間続けていたら。

誰でも腰痛になってしまうのは、想像が付きますよね。

前向きな行動に適した体とは、腰痛を引き起こしやすい体とも言えるのです。

重い物を持つわけでもないし、特に腰に負担が掛かるような仕事や活動はしていない。

なのに、なぜか腰に痛みや違和感を感じる。

そんな時は、腰を労わるのはもちろんですが、日々の思考を見直してみる必要があるかも知れません。

前向きなプラス思考は良いとしても、空回りし過ぎていないでしょうか?

もしくは自分自身の体にほとんど休養を与えず、無理を強要していないでしょうか?

現代では、マイナス思考=悪・成功出来ない人 といったイメージがありますが、プラスがあればマイナスもあるのが本来の人間。

良くないのは、どちらか一方に偏り過ぎるということ。

腰痛に悩まされるようになると、人の行動力は大きく低下してしまいます。

心身ともに健康で豊かに生きるためには、時には、プラス思考や前向きな生き方、成長志向などを忘れることも大切なこと。

何となく腰に痛みや違和感を感じるような日には。

体だけでは無く、心の休日を過ごしてみてはいかがでしょう。

16.06.18

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