同じ事で悩み、それについて繰り返し何度も考えてしまう。
繰り返し考えていることに気が付き気分を変えようとしても、いつの間にかまた同じ考えに戻ってしまう。
こうして、考えが一向に前に進まない。
そんな経験ありませんか?
もしくは今、そんな状況に陥っては居ないでしょうか?
このような状況を打破するためには、背中の、ちょうどおへその裏辺りを触ってみて下さい。
強い緊張が感じられると思います。
一つの思考に囚われている時の人は、身体の一部が強く緊張し、身動きが取れなくなっています。
例えるなら、何かにしがみついている状態。
しがみつくのをやめてしまえば自由になるのに、余計に力を入れて手が離せなくなっているようなイメージ。
おへその裏辺りの腰椎は、背骨の中でも特によく動く場所。
人がじっとしている時には、この部分の腰椎が微妙に揺れ動くことによって、姿勢を保ちます。
また、次の姿勢に移るために体を動かす時にも、ここが動きの要となります。
人の心と体には深いつながりがあるもの
この姿勢の保持や次の姿勢への移行がスムーズに行えることが、気分の切り替えと連動しています。
緊張を和らげてあげましょう。
右手をおへそに置いて、左手をおへその裏の背中に当てて、体で手の温もりを感じ取って下さい。
手で体を感じるのではありません。
体で手を感じるようにします。
この時に、手から何か気のようなものを発しようとイメージする必要はありません。
ただ、おへその前後から、そっと体に手を触れるだけ。
しばらく体で手の温もりを感じていると、自然と緊張も緩み、腰椎も滑らかな動きを取り戻します。
背骨が本来の動きを取り戻すと、しがみついているものから手を放した時のように、思考も自由になり、同じ考えを繰り返すことも無くなるでしょう。
同じ思考から抜け出せなくなってしまった時に。
ぜひ、参考にしてみて下さい。