一日に、5分間だけ空を見上げる習慣。
これがあるだけで、心と体の健康バランスはかなり整います。
体調を崩しやすい梅雨の季節も、元気に乗り切ることが出来るでしょう。
空を見上げると、なぜ健康に良いのか?
それは、目の使い方を本来の形にリセット出来るから。
人間の目は、本来は近くの物を見るような構造にはなっていません。
遠くに居る獲物や外敵を見つけるため、天候の変化に素早く気が付くため、ニュートラルな状態では遠くに焦点が合うようになっています。
空を見上げることで、本来の目の姿に戻るわけですね。
では、目の使い方をリセットすると、なぜ心も体もバランスが整うのでしょう?
目は脳の出先機関と言われているように、視覚を通じて脳の働きに大きな影響を与えます。
近くばかり見て目を酷使しがちな現代人は、自然と脳にも大きな負担を掛けてしまっているもの。
それが原因で、焦り、不安、恐怖などの感情が頭の中を支配してしまいます。
無理にでも5分の空を見上げる時間を持つだけで、これらの負の感情は、かなり軽減されるでしょう。
また、近くの物に目の焦点を合わせている時には、自律神経の交感神経の働きが優位になっています。
交感神経は人を活動的にさせるため、全身の緊張状態を引き起こします。
目だけでなく、全身が無意識のうちに緊張するため疲れやすくなり、肩こりや腰痛だけでなく、様々な不調につながるのです。
本来、空を見上げるという行為は、人にとって意識しなくても毎日自然と行っていたもの。
この時に、無駄な心も体も無駄な緊張がほぐれ、ニュートラルな状態に戻っていたわけです。
ところが、都会の環境は高層ビルに囲まれるようになり、パソコンやスマホの画面を見っ放しになると、空を見上げるという習慣が無くなってしまいます。
そのため、多くの人は常に強い緊張状態に置かれてしまっています。
毎日たった5分間、空を眺める。
日々の忙しさも、ゆったりとした気持ちで空に目を向ける習慣を持つだけで、かなり解消されるでしょう。
心と体の健康を保つため、自律神経の働きを整える方法としては、これが最も簡単な方法だと思われます。
ぜひ、参考にしてみて下さい。