健晃堂

食後の眠気を防ぐ食べ方

6月は普通に過ごしているだけで、眠気に襲われやすい時期。

ランチタイムの後などは、眠くて仕事にならないこともよくありますね。

そんな眠気を防ぐコツを紹介します。

・食事の間にコップ一杯の水を飲む。

・腹八分目の量を、ゆっくり時間をかけて食べる。

意識するのはこの2点。

食後に眠くなるのは、自律神経の働きが交感神経から副交感神経優位へと、急に切り替わることが原因です。

人は食事をしている時には眠くなりません。

食べるためには顎の筋肉を動かすなど、体は交感神経の働きにより活動モードになっているからです。

眠くなるのは、食後しばらくしてから。

胃腸が消化吸収の活動を始めると、自律神経は副交感神経優位になりリラックスモードになります。

この急な自律神経の働きの変化のため、激しい眠気に襲われるわけです。

食後の眠気を防ぐには、この自律神経の働きの変化の幅を小さくすることが大切。

そのために、食事の前には水を飲み胃腸を刺激して、副交感神経の働きをあらかじめ高めておきましょう。

食べ方も重要です。

時間がもったいないからと、ガツガツした早食いは禁物。

食事中の交感神経の緊張が強くなる分だけ、リラックスモードの入る時の変化の幅が大きくなってしまいます。

出来るだけゆっくりと、時間を掛けて食べ、量は腹八分目に抑える。

緊張モードを小さくして、消化吸収も楽に済むように食事量も控えめにする。

このように意識するだけで、食事中の緊張モードと食後のリラックスモードの変化の幅をかなり小さくすることが出来ます。

一昔前は、早飯は仕事が出来る人の条件と言われていたようです。

ただしこれは、人々が今と比べてゆっくりとした気持ちで過ごしていた時代の話。

現代のように、誰もが時間に追われるように暮らしている時代では、むしろ急な眠気によって仕事のパフォーマンスを下げてしまうだけ。

食事は、人が生きるために欠かせないエネルギーを取り入れる大切な時間。

ゆっくりとした食事の時間を持つことが、現代では仕事が出来る人の条件になるのではと思われます。

ランチタイムの後、午後からも充実した時間を過ごすために。

ぜひ、参考にしてみて下さい。

16.06.02

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