湿度が高くジメジメとした気候が続くと、精神的にも身体的にも、強いだるさを感じやすくなります。
このような時期を、快適で健康的に過ごすためのコツの一つ。
“人の話をゆっくりと聞くこと”
。。。
何の関係があるの?
と思われるかも知れませんが、この習慣はだるくなりがちな季節を快適に過ごすために、とても大切なもの。
想像してみて下さい。
人の話を聞かずに、自分ばかりがまくし立てるように話す人と一緒に居る時。
もしくは、自分自身が人の話を聞かず、一方的に話してばかりの時。
このような場面では、必ず呼吸が早くなっています。
呼吸が早くなると、人は自律神経の働きにより自然と気持ちは焦り、不安や緊張が高まります。
梅雨の時期は、人が外に出て活動するには、あまり適した季節ではありません。
そのため、人の心と体は休もうとする方向に、自然と力が働くようになっています。
ところが、呼吸が早くなるような会話を続けていると、大自然の流れに大きく逆らうような形で過ごすことになります。
これは、あまり気が付きませんが、人にとっては大変なストレス。
身体的にも精神的にも、いつの間にか大きなダメージを与えてしまいます。
一方で、人の話をゆっくり聞いている時はどうでしょうか?
目の前にいる人の話にしっかりと耳を傾け、ゆっくり聞いている時には、呼吸も深くなり、気分も落ち着いていると思われます。
これは、梅雨の時期の、大自然の力の流れに逆らわない状態。
言い換えると“自然環境に同化している状態”
環境から受ける力に逆らうことなく、自然と同化して過ごせば、ジメジメとした梅雨の時期にも良さはあるものです。
ゆっくりとした呼吸で、気分を落ち着けて過ごしていると、梅雨はたくさんの気付きが得られやすい季節。
春先から活動的に頑張って来た人は、これまでを振り返り、良い考えが浮かびやすくなるでしょう。
突然にパッと何かがひらめく、など。
心身ともにだるくなりやすい時期には、日頃は気付かないことに意識が向きやすくなるというメリットもあるのです。
人の話を“ゆっくり聞こう”という意識を持つだけで、心と体の快適さは大きく変わるものです。
日常の中で意識しながら、この時期を過ごしてみてはいかがでしょう。
きっと、一年を通して有意義な季節になると思われます。