ジメジメとした天気が続き、体も重く、気持ちも沈みがち。
だからと言って、毎日ゴロゴロとはしていられないのが現実。
仕事をしなければならないなら、まずは背筋をシャキッと伸ばしましょう。
背筋を伸ばすと、気道が開きます。
気道を開くと、呼吸をした時に肺に入って来る酸素の量が増えます。
人の心と体は、とても敏感に出来ているもの。
低気圧の環境下では、大気中の酸素濃度も低下するため、肺に入って来る酸素も減ります。
すると、大切な脳が酸素不足にならないため、全身の血管が収縮します。
つまり、全身に流れる血液の量を制限することで、脳への血流量を増やすのです。
そのため、雨の日には体が重くなり、動くのがおっくうになってしまうのですね。
ならば心と身体の重だるさを解消するには、肺に入って来る酸素の量を増やせば良いだけ。
姿勢を正し、気道が広がり、酸素がたくさん摂り込まれると、血管が広がります。
全身の隅々の細胞に酸素が行き渡り、エネルギーが作り出され、体の動きが良くなります。
「背筋を伸ばせ」などとは子供の頃から、誰もが言われて育っているはず。
姿勢を正すと気持ちもシャキッとする。
ほとんどの人は体感として知っているでしょう。
背筋を伸ばすと気道が開き、肺に入って来る酸素が増えるため、体の隅々に血液が行き渡り、全身からエネルギーが湧いて来る。
このイメージを頭の中でしっかり持つだけで、背筋を伸ばす効果はさらに高くなるものです。
姿勢をシャキッと正すだけで、一瞬にして心と体は活動に適した状態に向かうもの。
人はそれほど繊細に出来ているものです。
重だるい気持ちと体に打ち克ち、動かなければならない時には、この話を思い出してみて下さい。