体の痛みや、心の不調についても、全く気にしなくて良いものがあります。
それは、雨の日に感じる痛みや気分の落ち込み。
人間は本来、雨の日に活動する生き物ではありません。
天気が良い晴れた日に元気いっぱいに動き回り、雨の日は何もせずにじっとしてエネルギーを回復させる。
これが自然界での人間の本来の姿。
雨が降るような低気圧の日は、文字通り大気の圧が低くなっています。
つまり、空気が少なくなっている状態。
人の活動に欠かせない酸素の量も当然減っています。
目には見えないだけで、環境には大変な大きな変化が起きているのですね。
健康な人には、この環境の変化に応じて、心と体を最適な状態に合わせる自律神経の働きが備わっています。
雨の日に、外に出て元気いっぱいに活動してしまうとどうなるでしょう。
濡れて風邪をひいてしまう、転んで怪我をする可能性が高くなるなど、良い事はあまりありません。
そんな事態を防ぐために、健康な人は、精神状態が落ち込むように調節されるのが自然です。
また、天気が良い日や活動的な時の人は、自律神経の働きで、少々の体の痛みは感じないようになっています。
これは、活動を妨げないように、少しくらいの痛みや不調は忘れるようになっているため。
しかし、雨の日などには、この機能は必要ありません。
むしろ、体の痛む個所を労わるようにと、信号が脳に伝わりやすくなります。
天気が良い日など、人が活動するために最適な条件が揃えば、精神状態も上向きになり、身体的にも好調になる。
人が活動するために悪条件となる、雨が降る日などには、行動する気力が無くなり、体の労わるべき場所に気が付きやすくなる。
低気圧が近付いて来ると、気分が沈んだり、体に痛む個所が増えるのは、自律神経が正常に働いている健康な証拠。
無理に改善させようとする必要は全くありません。
お休みの日で、低気圧による体のだるさや気分の落ち込みを感じる時には。無理せずにそのまま過ごすのが、最も良いでしょう。
活動条件が整えば、きちんと心身ともに回復するようになっています。
お休みの過ごし方について。
参考にしていただけると幸いです。