頭を使い理論的に物事を考える。
ビジネスで成果を上げるためには、この習慣はとても大切です。
しかし、心と体の健康や、自分なりの幸せを求めるケースでは、理論的に物事を考える習慣は邪魔にしかならないもの。
人は理屈で健康になり、幸せを感じるのではありません。
「快」か「不快」か、それを判断するのは理論では無いでしょう。
五感を通じて、全身の細胞が教えてくれるものです。
ビジネスでの成功の基準になるものは「数字」のみ。
利益がより多く出れば成功。
単純にそれだけです。
一方、人の健康や幸せといった点は、数値化出来るものではありません。
これらを、客観的にわかりやすく数値化しようとしても、不自然な基準が出来上がるだけ。
人の数だけ判断基準があり、同じ人でも今日と明日では幸せの感じ方は違うものです。
私たちは、日々の暮らしに必要なお金を得るために、仕事をしながら生きています。
そのため、どうしても頭の中は理論的思考に偏ってしまいがち。
時には理論を忘れてみましょう。
お休みの日などは、心と体が感じたままに行動してみましょう。
心身ともに健康で幸せな生き方を求めるなら、すでにそれを実現している人に会いに行きましょう。
楽しそうに暮らしている人とお話してみましょう。
この時に、絶対にやってはいけないことがあります。
それは相手に人に対して、理論的な答えを求める質問をしないこと。
話の中に矛盾を見つけても、そこを問いただしたりせずに、矛盾ごと受け入れてしまいましょう。
人は誰一人として例外なく、矛盾の中に生きているものです。
矛盾はあって当然なのです。
相手が楽しそうに話をしている時に、
「なぜですか?」「それはどういうことですか?」
などのような言葉を繰り返さないこと。
幸せは理屈で説明するものではありません。
そこに理論的な説明を求められると、それだけで相手は苦痛を感じるものです。
説明上手な人がきちんと話をしてくれて、あなたが納得できたとしても。
相手からは、あなたは面倒くさい人だと思われてしまうでしょう。
場合によっては相手を怒らせ傷つけてしまいます。
言葉での理論的な説明を求める代わりに。
幸せな感情や、心と体が喜ぶ感覚を一緒に共有させてもらいましょう。
口を閉じて、鼻で呼吸をすると勢いよく全身にエネルギーが回ります。
全身の細胞にエネルギーを吹き込み、五感を研ぎ澄まして、「快」の感情を感じてみて下さい。
きっと、言葉では表現できない様々な気付きがあると思います。
心と体で幸せを感じられる状態をキープしてこそ、ビジネスの場で必要な理論的思考も冴えわたって来るものです。
お休みの過ごし方として、ぜひ参考にしてみて下さい。