身体をあらわす二つの言葉。
“からだ”と“み”
「からだ」は「体」で、「殻」「空」のように表層を覆っている筋肉のイメージ。
「み」は「身」で、「実」のように中心部や芯の深いところのイメージ。
身体の表層部の筋肉は年齢と共に衰えが来ます。
これは社会的な地位や経済力なども同じ。
表面的な手法で簡単に手に入れたお金や地位は、無くなるスピードも早いもの。
無くなると、またそれらを得ようと表面的な行動を繰り返しても、またすぐに無くなってしまうだけ。
それに対し、姿勢を維持するための筋肉など深いところは、なかなか衰えません。
社会的な地位やお金などの表面的なものではない、心の部分も同じ。
鍛え磨かれた心は、その人の表面が変化したとしても、簡単には変わらないでしょう。
芯がしっかりしていれば、一時的に多くのものを失っても、またすぐに手に入れることが出来ます。
身体の実の部分を大きくする。
中心部や芯を充たすことが、身体の充実ということ。
充実した身体には、ぶれない心が宿ります。
簡単には無くならない豊かさを引き寄せるのは、この充実した身体。
体の表層部を鍛え大きくするよりも、コアとなる部分を意識する。
表面的なお金儲けの手法よりも、心の部分を鍛え磨き上げる。
これが日々を充実させるためのポイント。
日頃から、身体の深部を鍛えることを意識してみてはいかがでしょう。