健晃堂

違和感を活かす

一生懸命頑張らない方が、何事も上手くいく場合もある。

そんなお話をさせていただきました。

では、一生懸命頑張っているわけでは無いのに、上手くケースとは。

違和感を上手に活かすことが出来た時でしょう。

手が汚れてしまった時など、人は違和感を感じて洗いに行きますよね。

そこに、やらなければならない、頑張る、などの気持ちは無いはずです。

なぜ今、自分は手を洗う必要があるのか?

などの理論的思考も必要ありません。

違和感を感じるから手を洗う。

ただそれだけでしょう。

夢や目標を叶える時には、この自然な行動が取れるようになる必要があります。

叶えようとして頑張るのではなく、すでに自分はそうなっているとイメージすることが大切。

例えば、将来お店を持ちたいと思ってるとしたら。

もうすでに、自分はお店の店主であると思い込むこと。

お店があり、そこに自分が居て、大勢のお客さんに囲まれているのが本来の自分の姿。

しかし、現実にはお店も無ければ、お客さんも居ない。

そこに強烈な違和感を感じさせる。

すると、人は違和感を拭い去るために、自然と様々な行動を取り始めます。

場所が無ければ、場所を探す。

借りるお金が無ければ、お金を貯める。

お客さんが居なければ、お客さんを作る。

そんな時には、一生懸命に頑張っているという感覚はあまりありません。

特に頑張ろうと思わなくても、自然と行動してしまうものです。

人は、特に違和感を感じない現状からプラスの方向へ向かって行動を始める時には、とても大きなエネルギーを必要とします。

なぜなら、人には恒常性維持機能という現状を維持しようとする仕組みが、誰にでも働いているから。

つまり、向上心を持ち頑張っているという行為そのものに違和感を感じてしまうもの。

そのような努力は、決して長続きしません。

違和感を感じない現状を、維持しようとする力の方が、はるかに大きく働くためです。

今の自分が本来の姿と思い込んでいる限り、夢や目標はどれだけ努力し続けたとしても、いつまで経っても夢や目標のまま。

永遠に叶わない可能性が、きわめて高いでしょう。

夢や目標が出来たら、それらはすでに叶っていると自分自身に信じ込ませる。

すると恒常性維持機能が、信じ込んでいる本来の自分の姿に戻すべく、必要な行動に駆り立てます。

汚れた手を洗いに行くような、自然な形で。

自然な行動が取れるようになった時、人はとてつもないパワーを発揮出来るようになります。

違和感を解消しようとする、人が誰でも持っている本来の力を、ぜひ活用してみて下さい。

16.05.03

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