何事も最初が肝心。
ちょっとした心のゆがみは、のちに大きなゆがみになってしまいます。
小さな心のゆがみとは、すぐに結果を出し、人に認められたいという功名心。
その反対に、将来につながらない誤った方向に能力を傾けるような行動。
これらは、いずれも邪道に走っているということ。
宮本武蔵は著書の中で、平常心の大切さを説くとともに、邪道に走ることを戒めています。
現代では、仕事だけでなく、恋愛や、あらゆる人間関係の場面に応用出来るでしょう。
すぐに結果を出したい、目立ちたい、今すぐに誰かの気を引きたい、といった行動が後々大きなゆがみを招くことはイメージしやすいと思います。
一方で、いくら頑張っても良い結果に繋がらない方向にエネルギーを傾けることも、同じく邪道に走っているということ。
真面目で勉強熱心な人が陥りやすいのは、むしろこちらの方でしょう。
邪道に走る人は、大きなゆがみを経験し、その反省から心を入れ替えたとしても、次は逆方向の邪道に走ってしまう傾向があるようです。
今、自分のしていること、これからの行動計画、などの中に。
ちょっとした心のゆがみが無いかどうか。
常にチェックを怠らないようにしたいですね。