セレンディピティという言葉があります。
東京理科大学の宮永博史教授は著書の中で、「偶然をとらえて幸福に変える力」と説明しています。
このセレンディピティは、誰でも鍛えることが出来るとされています。
そのために必要な要素は二つ。
一つは、経験の豊富さ。
もう一つは、経験から何らかの気付きを得る能力。
私たちが住む世界には、目に見えないだけで幸運が溢れています。
それらは、今居る空間に無数に行き交う電波のようなもの。
電波は目には見えませんが、ラジオなどの受信機の電源を入れると、様々な番組を受信できるようになります。
この時、機会の感度が良ければ様々な情報を得ることが出来ます。
しかし、感度が悪いと不明瞭な音しか聞こえないか、何も受信出来ないでしょう。
同じ電波が飛び交っていても、受信機器の状態によって、得られるものは大きく変わってしまいます。
幸運を呼び込む力を鍛えるということは、このラジオの例と同じように、自分という受信機の感度を高めるということ。
そのために必要になるのが“気付き”“受容”“行動”
まずは、自分自身について何かに気付くこと。
その気付きを受け入れること。
そして、何らかの行動を起こすこと。
このパターンを数多く何度も何度も繰り返すことによって、経験値が上がり、経験から何らかの気付きを得る能力が鍛えられます。
それが、自分という受信機の感度を高めることになります。
感じ取る能力が高まることによって、傍目には偶然のように見える幸運を自分自身に呼び込むことが出来るようになるでしょう。
幸運は誰にでも同じように降り注いでいるとされています。
しかし、それを捕まえられる人と捕まえられない人が居るのは、ちゃんと準備していたかいなかったの差。
一日一発見の精神を持ち続け、気付く能力を鍛え、数多くの行動を起こすことで、幸運を呼び込む力は上がります。
ぜひ、参考にしてみて下さい。