一流人とされる人たちは、自律神経の働きのバランスが高いレベルで整っています。
心も体も常に安定していて、少々のことでは乱れない人。
このような人には一緒に居るだけで安心感と心地良さがあるため、周りに多くの人が集まります。
なので、物やお金も自然と引き寄せられて、豊かに暮らすことが出来るのでしょう。
自律神経の働きのバランスを整えることは、豊かな暮らしを手に入れるために欠かせない要素の一つ。
しかし、自分自身の内外には、そのバランスを乱す要因が多々あるものです。
誰の中にも存在する自律神経のバランスを乱す要因の一つが、
“他者を差別する心”
特に大きな差別でなくとも、人を下に見てしまう心は、気持ちに余裕が無くなっている時に生じやすいもの。
安心感や優越感を得るために、他者を差別したり、誰かを下に見ようとしてしまうのです。
ビジネスの場面で競争相手に敗れた人が、自分より下の者を見つけて優越感に浸ろうとする。
自らの自信の無さを隠すために、他者を認めようとせず差別的な発言を繰り返し、自分の方が上だと強調する。
などの行為からは、一時的な安心感は得られるでしょう。
ですが、現実の自分は何も成長することはありません。
長い目で見れば、さらに不安を増強させ、自律神経の働きのバランスを大きく乱してしまいます。
こんな状態が続くと、激しい動悸や突然のうつ症状に襲われたり、とにかく心も体も安定した健康を保てません。
さらに悪い事に、自律神経が乱れた者同士が引き寄せ合い集まって、差別的な発言や他者への蔑視が飛び交うようになります。
こうなると、もう最悪。
抜け出すのは容易ではないでしょう。
常に、誰かの悪口や他者への差別発言をしていなければ、自分の精神状態が正常でいられなくなってしまいます。
そして、一瞬は良い気分になれても、反動でさらに落ち込みが激しくなる。
といった悪循環に嵌ってしまいます。
他者を下に見たり、差別的な心を持つことは、まさに百害あって一利無し。
一流と呼ばれる人たちは、このことを良く知っているみたいですね。
ふっと、誰かに対する差別心が芽生えたり、人を見下すような発言をしてしまうことは誰にでもある事です。
そんな時に、「あ、今自分は余裕が無いんだな」と気付くことが出来るかどうか!!
これが心身ともに安定した暮らしを手に入れられるか、不安定な生き方になってしまうかどうかの分かれ道。
余裕の無さに気が付いたら。
呼吸を意識してみる。
手書きで文字を書いてみる。
身の回りを整理整頓してみる。
など、自律神経のバランスが整う方法をやってみてはいかがでしょう。
毎日少しずつ、コツコツと差別心や他者を見下す心を自分の中から追い出していくことが、品格を身に付け、心と体の健康と余裕を手に入れる極意です。
参考にしていただけると幸いです。