自己概念が高いか低いかによって、人は成功するかしないかに分かれます。
セルフイメージが低い人は、何をやってもなかなか上手く行きません。
例えば、あなたが営業職に就いていたとします。
お客さんとして、誰もが知るような大企業の社長さんを紹介されたらどうしますか？
セルフイメージが高ければ、これはチャンスとばかりに思う存分の実力を出し切って商談に臨むことが出来るでしょう。
しかい、セルフイメージが低いと、まともに話すら出来ないかも知れません。
言い負かされそう、飲み込まれてしまいそう、自分などが話して良いのだろうか、などの考えばかりが頭を支配し、とても商談どころでは無くなります。
こうなるともう、本来の自分が持っている実力は、もはや全くの無意味になってしまうでしょう。
どれほど優れた営業マンでも、自己概念が低いとそれだけで成功の芽は摘まれてしまうのです。
では、どうすれば人はセルフイメージを上げることが出来るのでしょう。
それは、言葉の力を使うこと。
「どうせ自分なんか」
といったマイナスの言葉は、絶対に発しない。
「自分には出来る」
などのプラスの言葉で、日頃使う言葉を埋め尽くす。
人生は言葉の使い方で決まる、などの話は多くの人は、もう何度も聞かされているかも知れません。
正直、飽き飽きしている人も少なくないでしょう。
ところが、知っていても実行している人は、ほんの僅かしか居ないようです。
大きな逆境に直面した時にこそ、マイナスの言葉を封印し、プラスの言葉を発する必要があります。
辛い時、泣きたい時に、感情を抑えて無理にでも明るく振る舞いましょう、という意味ではありません。
泣きたい時は泣いた方が良いし、辛い時は誰かに甘えてもかまわないでしょう。
ただし、絶対に自分で自分を卑下するような言葉は発してはなりません。
人の大脳には、3つの特徴があるとされています。
時空を超える、人称判断が付かない、現実と非現実の区別が付かない。
あなたが自分に対してマイナスの言葉を発した瞬間、大脳はそれを現実と受け止めてしまいます。
社会的に大きな成功を成す人は、好調な時にセルフイメージを高めたわけでは無いようです。
人生の深い谷間に突き落とされた時などに。
本来の自分の居場所はここではない。
必ず自力で這い上がることが出来る。
そのように自分を信じ込み行動を起こすことで、高いセルフイメージが形成されていきます。
あなたのセルフイメージを高めるために。
決して自分を卑下する言葉は口にしない。
自分は出来る、などと、根拠は無くても自身のある言葉を毎日発してみましょう。
自己啓発の初歩のような話ですが、基本的なことこそ、しっかりと固める必要があります。
基本を疎かにしてしまえば、どう頑張ってもその先に進むことは出来ません。
まずは今日一日、忘れないように心掛けてみることをおすすめします。
