目の前にある仕事や、一つの作業に集中することも、心を安定させるためには大切な要素。
人と接する時には、目の前の人とのコミュニケーションに集中する。
やるべきことがある時は、あちこち気を散らさず作業に集中する。
何かに集中している時、人の心は働きが弱まるため、心の底に押し込められていた本当の自分の姿が目覚め始めます。
そんな時にこそ、素晴らしい「ひらめき」が起きたりするもの。
これは「考える」という脳の働きが弱まり、全身の力で「感じる」準備が整ったからです。
部屋の掃除をする、机の上を片付ける、窓を拭く、洗濯物を干す、など一つの作業に集中する場面は、日常生活の中にいくらでもあるでしょう。
目の前の仕事や業に集中すると、心を洗うことが出来、安定した精神状態を保つことにもつながります。
しかし、
普通に生活しているだけで、様々な情報が飛び込んで来る現代では、一つの作業に集中するのは大変なこと。
つい、今しなくても良い余計な作業に手を取られてしまいがちです。
慌ただしい現代で、常に心を安定させるためには、余計な刺激に影響されない集中力を身に付けることが大切。
そのために、おすすめの方法の一つが、
“ろうそくの炎を見つめること”
最初は目でじっと見て炎に集中します。
次に、目を閉じて、まぶたに映るろうそくの炎に意識を向けます。
この訓練により、意識を外部の情報に向けてしまいがちいな感覚器官の働きを弱め、落ち着きを取り戻すことが出来るでしょう。
自分自身に意識が向くことで、目の前の取るべき行動に集中出来るようになります。
忙しい日々を過ごしている中で、ろうそくの炎を見つめる機会など、普通は無いかも知れません。
もし、ろうそくの炎を見つめる機会に遭遇したら。
しっかりと集中して炎に意識を向けてみて下さい。
意外なほど、心がスッキリして安定して来るのが感じられるでしょう。