街を歩いていて、周りの人の歩きが遅いと感じたことはありませんか?
食事をしていて、人の食べ方が遅く見える。
会話中に、相手の話し方がゆっくりしていると感じたら。
それは、あなたの動きが速過ぎるためかも知れません。
何事にもスピードが大切。
速いのは良いことです。
ただし、日常の中で周りの人の動きが遅く感じる時は要注意。
そんな時は大抵、歩き方や、食べるスピード、口調などが速くなっているだけで、物事はあまり前に進んでいないもの。
動きが速いのに、物事があまり進んでいないって、どういうこと?
と、疑問に感じるかも知れません。
人は体を早く動かそうとすると、心にはブレが生じます。
見るからに忙しそうな人が、あなたの周りにも一人や二人は居るのでは?
その人をよく観察すると、話している内容や、やろうとしていることがコロコロと変わるのがわかると思います。
もしかしたら、あなた自身にも、そのような傾向がありませんか?
いつもせかせかと忙しそうにしては居るが、行動が一貫していないので、何事もなかなか前に進んでいない。
行動にはスピードが大切と急いでみた結果は、ゆっくりのんびりした人に、なぜか遅れを取っている。
こんな経験がある人も多いと思います。
忙しいという漢字は、心を亡くすと書きます。
心を亡くした状態の行動では、何も生み出せません。
なので、歩き方、話し方、立ち振る舞いなど、全てをゆっくりとした生活を心掛けてみませんか?
慣れないうちは、なかなか難しいと感じるものです。
しかし、一度そのペースが掴めれば、心の重心が定まって来るのがわかるでしょう。
心が安定すれば、周囲から入って来る様々な情報に惑わされることも無くなります。
冷静な心を保ちながら起こす動きには無駄が無く、行動の一つ一つが、目的に向かって大きく近付くものになります。
すると、少ない動きで多くの目的を達するようになり、スピード感溢れる行動が取れるようになるでしょう。
大きな富を築き上げた人に、せかせかした感じの人は居ません。
みんな、どっしりと構え、側にい居るだけで大きな安心感がある人ばかりです。
ゆっくり生活を心掛けましょう。
それが、スピード感がある人になるための、大切な要素の一つです。