健晃堂

一生懸命に生きるということは?

一生懸命に生きるということは、集中する時は思いっきり集中して、休むべき時には深くリラックスすること。

疲れを感じても、気合と根性で頑張り続けることではありません。

気持ち良く疲れて、気持ちよく休む。

よく遊んでよく眠る。

楽しいことも、辛いことも、味わい尽くすことが大切です。

懸命とは、命を懸けると書きます。

人の命に関わる機能をコントロールしている自律神経には、交感神経と副交感神経の二種類があります。

人を興奮状態にし活動的にさせ、行動に駆り立てるのが交感神経。

食べ物の消化吸収、眠りやリラックスなど、休憩に向かわせるのが副交感神経。

どちらの神経が支配する働きも、人の命には欠かせないもの。

つまり、両方の神経の働きを高めるだけ高めて使い切ってこそ、一生懸命に生きていると言えるわけです。

日頃あまり活動せず、ダラダラと過ごしている人は、人が休んでいる時にこそ何かに対し、真剣に行動を起こさなければならないでしょう。

いつもは人の何倍も働き常に行動を続けている人は、休む時には人の何倍も深くリラックス出来なければ、命を使い切っているとは言えません。

命を使い切らなければ、余ったエネルギーは澱み、精神的にも身体的にも様々な不都合を生じさせます。

これが病気になるということ。

命を大切にするとは、病気にならないために、エネルギーの澱みを無くすということ。

頑張っている人を横目で見ながら、無理をせずに高みの見物を決め込むことではありません。

目標に向かって、心身ともにボロボロになるまで頑張り続けるのも間違いです。

興奮・活動に向かう交感神経の機能も、休息・リラックスに向かう副交感神経の機能も。

両方ともに、高める時には最大限に高め使い切ることが、本当の意味での命を大切にするということ。

命の大切さを再認識すべき日に。

参考にしていただければ幸いです。

16.01.16

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