健晃堂

歯車のような生き方はイヤ?

社会の歯車のような生き方、と聞けばマイナスイメージが強いかも知れません。

今働いている会社の歯車のまま一生終わりたくない。

もっと自分の意志で生きるために起業を目指す。

などと話す人によく出会います。

しかし、このような人の大多数は、何年経っても起業準備中のまま。

もしくは、事業を起こしてはみるものの想像以上に仕事が無く、すぐに雇われに戻っています。

当然のことでしょう。

そもそも人が生きるためには、どこかで社会の歯車になる必要があります。

フリーター、会社員、個人事業主、大企業の社長、専業主婦、政治家、スポーツ選手、アーティスト、天皇陛下もアメリカ大統領も、みんなどこかで社会を動かす歯車として生きています。

起業すれば、今度はその仕事を軌道に乗せなければ、事業は継続出来ません。

軌道に乗せるというのは、結局はまた、今までとは別の歯車になるということです。

歯車のような生き方から脱出した途端に、人は生きていく道を失います。

それでも、元の歯車に戻れる人はかなりラッキーでしょう。

以前よりも小さな歯車になってしまうケースがほとんどですから。

自分の意志で生きるために起業して成功する人は、歯車のような生き方から抜け出そうとはしない人です。

“意思を持った歯車になる”

自らの頭で考え行動し、社会を動かすために回転する歯車になることが出来る人。

これが、起業して夢を叶える人。

歯車のような生き方をやめれば、単調で退屈な毎日からは確かに抜け出せるでしょう。

ただし、回転しなくなった途端に脳の思考回路も止まってしまいます。

結局は、何も出来ない人になってしまうだけ。

逆に、自分の意志など全く無視され、上司の指示通りに動くだけの生き方を続けていたとしても。

少なくとも歯車として回転していれば、思考回路も働き続けています。

この頭の回転を決して止めることなく、社会を動かす歯車として、さらなる進化を目指すことが、自由な生き方を手に入れるためには大切。

参考にしていただけると幸いです。

15.12.27

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