健晃堂

頭の回転数を上げる一つの方法

朝はどうしてもボーッとしてしまう。

眠くてなかなか頭が冴えて来ない。

そんな状態を改善させる方法の一つ。

それは、

“部屋の片付けをする”

朝起きたら、真っ先に気になったところを片付けてみて下さい。

自宅でなくてもかまいません。

職場に着いたら、頭を使う仕事に入る前に、まずは周囲を片付ける。

本格的にやる必要はありません。

目に付いたところ整理整頓する、少しきれいにする程度で良いでしょう。

この習慣を持つだけでも、一日のスタートはかなり変わって来るものです。

人の脳は、思考だけを支配している訳ではありません。

感情や運動系などの機能も支配しています。

人の成長過程を思い出してみて下さい。

しっかりと二足歩行が出来るようになり、口を使い感情を表現するための言葉が話せるようになって、やっと思考が発達し始めます。

つまり、頭の回転数を上げるためには、その前段階となる脳の機能を動かすことが大切。

片付けをすると、大脳内で大きな領域を持つ手に関する部位を活性化させます。

余分な感情も整理され、気持ちも落ち着き、思考力を発揮しやすい精神状態が整います。

前回お話しした挨拶に一言を付け加える習慣や、片付けなどの行動は、脳の表面の中央周辺を活性化させます。

中央部分を働かせるということは、その部分に血液が集まって来るということ。

脳は人体の中で、最も多くのエネルギーを消費する器官です。

中央部分を働かせることで、脳全体の血液循環が良くなり、意識もしっかりして思考も冴えて来るというわけです。

毎朝、少しで良いので、一日のスタートは片付けから始める。

これが習慣化されると、日々の充実具合がずいぶんと変わって来るのが体感できるでしょう。

ぜひ、参考にしてみて下さい。

15.12.16

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