前回は効果的に体を温める運動法について、お伝えさせていただきました。
同じ理由で、体が温まる方法をもう一つ紹介させていただきます。
外出先で寒さを感じた時に、取るべき方法とは?
“階段や坂道を下りる”
イメージとして、階段や坂道は下りよりも登りの方が体力を使うイメージがあります。
しかし、本当は逆。
上る時には、股関節や膝の筋肉を曲げて上ります。
前回お伝えした、筋肉のアイソトニック(等張性)運動が行われているのですね。
それに対し下りる時は、膝を伸ばした状態を保たなくてはなりません。
そうでなくては、転げ落ちてしまいますよね。
これは、人ももの前の筋肉が伸びたまま働いている状態で、アイソメトリック(等尺性)運動が行われています。
アイソトニック運動に比べて、アイソメトリック運動は2倍の熱を発生させます。
そのため、階段や坂道は上る時よりも下りの方がエネルギーを使い、効果的に体が温まるというわけです。
駅や建物の中で下りる時には、意識して階段を使ってみる。
それだけで、太ももや腰、背中、肩の筋肉が効果的に働き、すぐに体が温まって来るのを感じることが出来るでしょう。
下る時だけでも、楽なエレベーターやエスカレーターに乗るのを避け、階段を使ってみる。
すると、体が温まるだけでなく、脳への血液循環も良くなり、シャキッとした状態になることが出来ます。
参考にしてみて下さい。