健晃堂

どこでも出来る体を効果的に温める方法

冷えは、思考力の低下を招くだけでなく、気分も落ち込みやすくなり、日常生活に様々な支障をきたすようになります。

だからと言って、いつも体を温めることが出来る状況に居るわけでは無いでしょう。

そんな時には、やはり運動が大切。

運動にも、効果的に体を温めるコツがあります。

血行が良くなり体を温める、具体的な方法を一つ紹介します。

・手を胸の前で、かぎ型に組みます。

・力を入れて左右両方に、10秒ほど引きましょう。

・次に手を後頭部に回し、同じ要領で左右両方に約10秒間引きます。

何度か、これを繰り返してみて下さい。

人の運動の仕方、つまり筋肉の収縮の仕方には、いくつか種類があります。

最も一般的な運動による筋肉の収縮の仕方は、アイソトニック(等張性)運動と言って、筋肉が一定の緊張を保ったまま、繊維が短くなる運動です。

よくわからないでしょうか?

イメージしやすいのは、腕に力を入れて曲げると力こぶが出来ますよね。

これが腕の筋肉が収縮して、腕を曲げる運動をさせています。

私たちが運動と聞いてイメージするもののほとんどは、このアイソトニック運動により行われています。

それに対して、アイソメトリック(等尺性)運動というものがあります。

例えば、重い物を持ち上げようと腕に力を入れてみたけど、重過ぎて腕が曲げられない時。

こんな時には、あまり力こぶは膨らみません。

しかし、腕の筋肉には、軽い物を簡単に持ち上げた時以上の力が入っています。

力は入っているけど、筋肉の長さは変わらない状態。

これをアイソメトリック運動と呼びます。

そして、アイソトニック(等張性)運動に比べ、アイソメトリック(等尺性)運動は、2倍のエネルギーを必要とします。

つまり、2倍効果的に体を温めることが出来る運動。

紹介した運動は、その方法の一つです。

腕から肩、首から背中、腰までの筋肉が、アイソメトリック運動を行うので、体を素早く温めることが出来るのです。

寒さに耐えきれないと感じた時。

外出先でも、オフィスの机に座ったままでも、どこでも簡単にできる運動です。

ぜひ、活用してみて下さい。

15.12.02

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