疲労を回復させるには、当たり前のことですが、十分な睡眠や休息が必要です。
神経や筋肉の活力を、再び取り戻すことが大切。
そして、睡眠や休息による疲労の回復効果を高めるには。
“太陽の光を浴びること”
一年で一番、明るい時間が少ない時期だからこそ、意識して太陽の光を浴びましょう。
東洋医学的にいえば、「気」「血」「精」を充実させることが、疲労を回復させるための重要な要素。
「気」とは、精神活動や運動に関する全てのエネルギーのことで、自然界のエネルギーと食べ物から取り入れたエネルギーが合わさったものです。
「血」とは、文字通り全身にエネルギーを運ぶ血液のこと。
「精」とは、命を維持するために最も大切な物質。
この、「気」と「血」と「精」が充実していれば、疲れも取れやすく、毎日元気に暮らせるというわけです。
そして、地球上の全ての生命エネルギーは、太陽の光によってもたらされます。
室内でじっとしていると、体もだるく、気分も沈み込んでいたのに、明るい太陽の下に出た途端に、急に活力が湧いて来た。
誰にでも、そう感じた経験はあると思います。
しかし、寒い冬になると、どうしても室内に閉じこもってしまいがち。
そのため、冬は全身のエネルギーが不足し、体も冷えやすくなり、いつも疲れているといった状態になってしまうのです。
寒い冬こそ、日中は出来るだけ、太陽の光を浴びるようにする。
それだけで、冷えや疲労回復のための効果的な睡眠や休息が得られるでしょう。
日中はずっと室内で仕事をしているなど、どうしても日光を浴びる機会が少なくなってしまう場合は、毎日しっかりとお風呂で温まって下さい。
入浴で得られる温熱のエネルギーも、元をたどれば太陽からもたらされたエネルギーです。
寒い冬こそ、晴れた日は積極的に、太陽の光を浴びてみませんか。
それだけで、精神的にも肉体的にも活力が湧き、充実感が得られます。