万病の元といわれる風邪は、風が起こす病気。
つまり、風で体が冷やされて起きる体の不調という意味。
冬山で遭難した人が凍傷によって指を失ったり、最悪の場合は凍死したというニュースが毎年流れます。
変温動物のトカゲやヘビ、哺乳類でもクマなどは寒くなると活動を休んで冬眠します。
樹木も落葉樹は秋になると葉を落とし、寒い冬は裸の状態で活動を休止します。
このように、全ての生き物は、冷えると代謝が落ちエネルギー不足になり、病気になったり活動を休んだりするもの。
生き物でなくても、自動車はガソリンを燃やしたエネルギーで走るなど、地球上の全ては熱によって動くことが出来るのです。
冷えが原因による熱不足を防ぐというのは、人が生きる上でそれくらい重要なこと。
人の体も冷やされると、エネルギー不足になり、精神的にも肉体的にも活動が低下します。
また、代謝が下がることで老廃物が溜まり、様々な病気の原因となることはイメージ出来るでしょう。
寝冷えをしてしまった時の腹痛、寒くなると感じる古傷や関節の痛みなど、冷えは様々な痛みを引き起こします。
この痛みは、冷え過ぎてエネルギー不足になり危険なので、温めて欲しいという体が発する欲求。
素直に従い、痛む部分を温めることが健康のバランスの維持には大切。
寒くなるとトイレが近くなる、風邪をひくと鼻水が出るなど、冷えは水と深い関係にあります。
これは、体を冷やす原因となる水分を外に出して、冷えから逃れようとする反応。
冷え、痛み、水分の3つの要素はこのような関係にあるのです。
冬になると、外の空気の寒さによる体の冷えは避けることが出来ません。
なので、
・冷やされた体を温めること。
・痛みと上手く付き合い体の状態を知ること。
・体の水分を調節し冷えを上手くコントロールすること。
これらの方法を知ることが、冬を楽しい季節にするために、とても大切です
少しずつお話しさせていただきます。
まずは、水分の取り過ぎが体を冷やす原因になっていないか?
見直してみてはいかがでしょう。