体に良いことと聞くと、何が思いつくでしょう。
ジョギング、ウォーキング、エアロビ、サプリメント・・・ など数え上げたらキリがありません。
でも、これらを続けているかと聞かれると、
ほとんどの人が、すぐにやめてしまいます。
始めることすら無いものの方が多いのでは？
体に良いとわかっているけど続かない！
なぜなのでしょう？
理由は単純です。
“そもそも最初から必要無いから”
健康のため、病気の予防のためにと、様々な方法が提唱されていますが、それらは本当にあなたに必要なのでしょうか？
世の中に出回っている健康法は、中には完全なインチキもありますが、ほとんどは良いものばかり。
ただし、それは必要としている人にとっての話。
あなたにとって良い方法かどうかは全くの別問題。
日頃、あまり動かない人や汗をかかない人は、1日2リットルの水を飲む必要はありません。
いや、むしろそんなことをしていては、害にしかならないでしょう。
エクササイズやサプリメントなども同じです。
ストレスを感じながら無理に続ける必要などないのです。
人はつい、何が良くて何がいけないのかを、頭で考えて判断してしまいがち。
考えれば考えるほど、情報が交錯して何が何だかわからなくなります。
その結果、健康を維持するための強いストレスを感じて病気になってしまいます。
笑い話のようですが、そのような人は決して少なくありません。
体に良いかどうかの判断基準はたった一つ。
“心地良く感じるかどうか”
これだけで良いでしょう。
どれだけ厳しい運動であっても、健康維持に本当に役立っていれば、終わった後に何とも言えない心地良さが感じられるものです。
その心地良さを味わうために、自然と習慣になり、努力せずとも続きます。
誰でも出来る簡単な健康法であっても、あまり役立たないものは苦痛になるだけ。
そもそも続ける必要が最初からないのです。
では、誰でも心地良く感じ、自然と続けられる習慣ってあるのでしょうか？
それは“体を揺らすこと”
自然界に存在するものは全て揺れの中に居ます。
ところが、アスファルトで舗装された道を歩き、固いコンクリートの中で暮らすようになってから、人はあまり揺れなくなってしまいました。
揺れが少ないから、体が冷える。
揺れないであまり動かないから、肩こりや腰痛が起こる。
揺れが足りないから、全身が緊張し、思考も固まり、心の病になってしまう。
自然に身を任せて揺れる機会が減ってしまったため、体も心も、いつも窮屈さを感じてしまうのです。
私たちは子どもの頃から、人前で揺れていると、行儀が悪い、緊張感が足りないと言われて育ちました。
ですが、それはまだ、みんなが自然の中で揺れを感じていた時代の教え。
緊張するべき時に気合を入れるために言われていただけ。
今のように誰もが緊張し過ぎている時代には、逆の視点が必要。
時々、揺れることを開放してみてはいかがでしょうか？
ずいぶんと、体も思考も柔らかくなるのが感じられるでしょう。
