健晃堂

人に言葉を伝える極意

誰かに何かを伝えたい時には、まずは相手に話を聞いてもらえる空間を作らなければなりません。

そのためには、言葉だけでなく、あなたが発する全ての情報が大切。

人には五感が備わっています。

耳で聞いた言葉だけでなく、あなたの身振り手振りなど目に見える情報から、目には見えないあなたの発するオーラなど、全ての情報を受け取ります。

どれだけ人に言葉を伝える極意を学んで、言葉巧みに何かを説明したとしても。

そこに、あなたの本心が無ければ、いとも簡単に相手は見破ります。

反対に、言葉では何を言っているのか今一つ理解が出来なかったとしても。

真剣に話している人の言葉には、自然と引き込まれてしまうものです。

人に何かを伝えるためには、とにかく真剣に話すこと。

真剣とは、文字通り、真の刀と書きます。

本物の刀を交えれば、一歩間違うと命を落とします。

現実には、人との会話の中で命を落とすことなどあり得ないでしょう。

だからと言って、そこに甘えていては、あなたの言葉には力が入りません。

どんな場面でもかまいません。

大切な人と大事な話をして、その結果が大きくあなたの人生に大きく影響する場面を想像してみて下さい。

そんな重要な場に向かう前には、出来る限り、あらゆる準備をして行くのでは?

服装や髪形、身に付ける香りまで、こだわるところは徹底的にこだわるはずです。

これらは、急に思い立って出来る事ではありません。

日頃からの心掛けが大切です。

どんな場面でも、人と会う時は真剣な気持ちで接する。

今出来る準備を全て整えてから人と会う。

その姿勢の積み重ねが、目には見えない凄みとなり、相手から話を真剣に聞いてもらえる空間を作るのです。

そして、準備を整えておくためには、自分を内観する習慣が大切。

自分のことを良く知り、足りないものは素直に補い、強みは伸ばす。

人に伝えたいことがあれば、どのように話せば良いのか、何度も何度もシュミレーションしておく。

この日頃の習慣が、あなたにオーラをまとわせ、言葉の一つ一つに力強さが加わります。

力の無い言葉をいくら並べたところで、人の気持ちを動かすことは出来ません。

営業力とは、人を感動させる力を持つこと。

感動とは、文字通り感じて動くこと。

相手に何かを感じさせ、行動させることが出来るようになれば、ビジネスでも恋愛でも何事も上手くいくようになるのです。

あなたは日々を真剣に生きてますか?

小さなところまでこだわり抜いて生きていますか?

この人は本物だと感じさせる雰囲気を身に付けるために、何事にも真剣にこだわり抜いて過ごしてみてはいかがでしょう。

それが、人に自分の言葉を伝えるための極意です。

参考にしていただければ幸いです。

15.10.31

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