秋の朝晩の冷え込みは、直接的に体を冷やすだけではありません。
冷えやすい部位が緊張すると、その張りは筋膜という組織を通じて離れた場所にも伝わります。
人間の体の中には、何カ所か緊張しやすい場所があり、その一つが首。
この首の緊張が、この時期に多いのぼせなどの様々な症状を引き起こします。
では、首の緊張を緩める方法を紹介させていただきます。
・手首を甲側に反らすようにして、両腕を体の外側に広げます。
・首を少しうつむき加減にして、左右どちらかに首を倒します。
・その状態で、大きく呼吸を2~3回行いましょう。
・呼吸を止めずに、ゆっくりと首を元に戻しましょう。
・左右を交代して行います。
首を横に倒した時に、反対側の腕が突っ張って痛い感じがしませんか?
そんな時は、突っ張り感や痛みがなくなるまで、何度かこの動作を行ってみましょう。
ポイントは手首を反らすことと、首を少しうつむき加減にすること。
手首を動かす筋肉、首の位置のバランスを保つ筋肉は、離れたところにあるように見えて、実は連続しているのです。
関連する場所の筋肉を伸ばし、全体を緩めることが大切。
首の緊張がゆるめば、不快なのぼせも、つらい冷え性も、エネルギーが循環し始め解消してきます。
ぜひ、試してみて下さい。