健晃堂

好き嫌いの判断、自分で出来ますか?

経済的に自立して生きるためには、何らかの価値を世の中に提供出来る人間になる必要があります。

そのためには、情報収集・知識の習得は欠かせません。

しかし、知識や情報を基に、頭だけで価値を生み出そうとしていては、自立して生きることは出来ないでしょう。

外部から入って来る情報は全て、他人のものなのだから、常に誰かに依存した生き方になってしまいます。

独立・起業など自立して生きるためには、オリジナルな物やサービス・情報などを、生み出す必要があります。

自分にしか提供できない価値を生み出すためには、全身の持つ知を使って考えることが大切。

かなり、話が面倒くさいですね……

要は、“好きか・嫌いか”、“気持ち良いか・気持ち悪いか”、などの判断能力を上げることが大切ということです。

好き・気持ちの良いと感じる物・サービス・情報などは、あなたにとって価値があること。

嫌い・気持ちが悪いなどと感じることは、価値が無い。

あなたにとって価値があることで、多くの人に共感してもらえるオリジナルな価値を提供出来るようになれば、自然と自立した生き方になるでしょう。

好きか嫌いか、気持ち良いか悪いかなど、誰にでもすぐにわかるじゃないか!

わざわざ判断能力を上げる必要なんてあるの?

そう思われますか?

ならば、あなたはいつも自分に正直に生きているのですか?

本音と建て前など無く、いつも言いたいことを言って、やりたいことだけをやって生きているのでしょうか?

そんなはずはないですよね。

大人社会では、誰もそんな生き方は出来ないはずです。

思ったことを何でもすぐに口走っていては、争いが絶えなくなるのは、簡単に想像が付くでしょう。

協調性を持つことは素晴らしいことです。

しかし、本当の自分を封じ込める力が強過ぎると、いつの間にか、好き・嫌い、快・不快などの感覚もマヒしてしまいます。

だから、その本能的な感覚すら、他人に教えてもらわなければ、わからなくなってしまうのです。

優等生で頭の良い人ほど、そうして依存体質になっていくケースが多いもの。

今関わっている活動が、本当に好きなのか、本心からやりたくてやっているのか、自分でもよくわからない。

そんな気持ちになった経験、あなたにもあるのでは?

全身で考える力、身体知を高めるということは、このマヒしてしまった感覚を取り戻すということ。

そのためには、人間の本能に直結した感覚を意識しなければなりません。

代表的なのが“嗅覚”

「鼻が利く」という言葉があるように、嗅覚が敏感になれば、脳の中の本能に関わる部位が活発になり、直感が冴えるようになります。

全身で物事を判断する力も上がり、好き・嫌い、快・不快がすぐにわかるようになるでしょう。

風邪などで少し鼻が詰まっただけでボーッとして、仕事でもミスをしやすくなるもの。

こんなところからも、嗅覚と知性とのつながりがわかりますね。

では、具体的にはどのようにして嗅覚を鍛えれば良いのでしょうか?

その一つが、鼻呼吸です。

次回、この続きをお話しさせていただきます。

15.09.04

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