健晃堂

本当の顧客目線とは?

最近、ヤフーオークションでの不用品販売のセミナーを開催させていただいています。

このセミナーで私がお伝えしたいことは、ただ単に不用品を処分して家の中を片付けましょうとか、お小遣い稼ぎをしましょう、といったものではありません。

自分にとって不要な物をヤフオクに出品することで、ネット上でどのような反応が見られるか、意外な経験をしていただきたいと思っています。

その経験から、今まで知らなかった自分の価値を見つけ出す。

発見した自らの価値を、何らかの形で強化していくことで、今までになかった新たなビジネスを創造に繋げて欲しいと思っています。

私のセミナーで、必ずお伝えする内容の一つ。

人が求める4つのニーズ。

・安い

・便利

・オリジナル

・価値が高い

自分自身がモノやサービスを買う時は、大体このどれかの基準で選ばれていると思います。

これらを追求することが、顧客の立場に立った商売と言えるでしょう。

良心的な心を持つ人ほど、自分の利益より相手の利益優先とばかりに、安さと便利さを追求しようとします。

あくまで、世のため人のため。

お金よりも、お客さんが喜んでくれる方が嬉しいとばかりに一生懸命、自分のビジネスで安さと便利さをアピールしようとします。

しかし、どんなに頑張っても、これではなかなかお客さんは喜んでくれません。

なぜなら、個人がどれだけ頑張ったところで、資本を持つ大手企業には安さと便利さでは到底かなわないからです。

ヤフオクでも同じ。

安さ競争に走ってしまっては、組織的にやっている相手には決して勝てません。

お客さんにしても、安さと便利さなら、個人で出品している人と取引するより、しっかりした業者から買うほうが安心です。

つまり、個人がいくら世のため人のためと思い、安い価格設定にしたり、お客さんの要望に出来るだけ応えようとしたところで、それは顧客目線に立った商売には成り得ないのです。

ならば、個人が顧客目線に立ったビジネスを行うためにはどうしたら良いのでしょう?

それは、4つのニーズのうち、オリジナルと価値の方に目を向けることが大切。

自分でなければ扱えないもの。

自分にしか提供できない価値があるもの。

これらを安くするのではなく、ビジネスとして継続可能な適正価格で販売していくことが顧客目線に立ったビジネスと言えるでしょう。

ビジネスは継続することが大切です。

安さと便利さに走って、継続することができなくなれば、それは顧客に対する最大の裏切り行為となってしまいます。

そうならない為に、個人は決して大手とは競合しない、大企業には真似出来ない方法を考えるべき。

ただし、オリジナルと価値を見つけるのは簡単なことではありません。

自分一人の考え方や視点に囚われていては、なかなか見つかるものではありません。

世の中を凝視し、頭が引きちぎれるほど考えなければならないでしょう。

でも、一体何をどうやって考えれば良いのか全くわからない、というのが多くの人の本音ではないでしょうか?

だから、不用品販売が最適なのです。

すでに自宅にあるものを販売するのですから、お金を使う必要はありません。

今まで家にあったものなのだから、焦って安い価格で譲ってしまう必要も無いでしょう。

自分にとって不要なものでも、ヤフオクに出してみると入札が殺到するケースもあります。

その場合は、どんな人がどんな目的で買うのか考える。

全く売れなかったものでも、タイトルを変えたり、出品先のカテゴリーを変えただけで、一気に値段が跳ね上がるケースもあります。

こんな時も、そのものを本当に必要としている人とはどんな人なのかを考える。

そうやって経験を積んでいくうちに少しずつ、オリジナルと高い価値が形成されて来ます。

本当の顧客目線に立ったビジネスとは、自分にしか提供できないオリジナ性を身につけることと、高い価値を発見・創造し世の中に提供すること。

自分の持つオリジナルとは何なのか?

提供できる価値のあるものとは何なのか?

常にこの視点を持って過ごしてみることをおすすめします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です